ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

天神信仰発祥の神社と言われる、菅原道真公の乳母の「文子(あやこ)天満宮」

2019-11-10 | 寺社仏閣

京都駅から徒歩10分ほど、「東本願寺」の「渉成園」の西側に、小さな神社があります。
「ここ、なんの神社だろう?」とミモロは、足を止めました。

鳥居には、「天満宮」と書かれた扁額が上がっています。

ここは「文子天満宮」(あやこてんまんぐう)です。

文子とは、菅原道真公の乳母 多治比の文子のこと。
「わ~やさしいそうな乳母だね~」とミモロ。

神社の縁起によると・・・
延喜元年(901)に道真公が大宰府に左遷され、2年後、都への思いを強く残しながら亡くなります。そのころから都では、天変地異が相次ぎ、また道真公を左遷に追い込んだ人々が次々に災いがおこり、人々は、それらを道真公の祟りと恐れます。

そんな社会不安が人々の間に蔓延する状況下に、文子は、道真公から「自分を右近の馬場に祀れ」という御神託を受けたそう。右近の馬場とは、道真公が子供のころに遊んだことがある場所で、、現在の北野天満宮の場所。しかし、すぐにはそこに神社を建てることが経済的に困難だったため、文子は、自分の家の庭に小さな祠を建て、道真公を祀ります。

それが、ここ「文子天満宮」で、その後、道真公の望み通り、「北野天満宮」ができたことから、ここが天神信仰発祥の地、そして「北野天満宮」の前身の神社と言われるのだそう。


「お詣りしよう~」とミモロは社殿の前に進みます。
ここの本殿には、菅原道真公。相殿には、道真公のご両親、そして乳母の多治比の文子が祀られています。


天満宮ですから、ご利益は、試験合格、学業向上をはじめ、家内安全、交通安全など多岐にわたります。
「しっかりお詣りしなくちゃ~」

現在の社殿は、大正7年に造営されたもの。それまで何度も大火で焼失したそう。

社務所には、牛の形のおみくじやさまざまなお守りがあります。
 

境内には、「白龍稲荷神社」や「相生のご神木」などもあり、地元の人々の崇敬を集めています。
 

「あ、ここで占いもやってくれるんだ~」

人生の悩みを解決する糸口がもたらされるかも…。

道真公をこよなく愛し、育んだ乳母の多治比の文子。そのやさしい面差しが訪れる人を包みます。

*尚「北野天満宮」創建に関しては、別の縁起もあります。


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