ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

13日深夜に行われる「東大寺二月堂修二会」の「お水取り」。終了は4時近く

2020-03-16 | 奈良、近畿

12日に「東大寺二月堂修二会」を拝観に訪れたミモロ。夜、「お松明」を拝観し、13日1:55に始まる「お水取り」へと、深夜、12時、奈良公園を通って、「東大寺二月堂」を目指し、トコトコとひと気のない道を進みます。

「キャ~」と歩いていたミモロが、ビックリしたのは、そこにミモロを見つめる鹿の目が…

「なんだ~鹿さんたちだ~。ここで寝てるの?」鹿は、集まっているもの。またひとりで過ごすものなど、思い思いに好きな場所で夜を過ごしています。「寒いから、風邪ひかないようにね~」と言いながら、ミモロは、そばを静かに通りました。

「もう少し~」ミモロは、眠気に勝つように、勢いよく歩きます。


「お松明」の時にいた大勢の人の姿は、そこになく、30人ほど「二月堂「」そばの水取りが行われる「閼伽井」の周囲に。
ミモロたちは、そこから石段を上がり、「二月堂「」に向かい、そこから「お水取り」を拝見することに。

「二月堂」の堂内からは、ドタドタと大きな音が響きます。それは、「走り」という行が行われているのです。
法会に参籠する11人の「練行衆」と呼ばれる僧侶が、袈裟をたくし上げ、足袋はだしで内陣を駆け回り、礼堂に走り出て、激しく体を地面に投げ出す、「五体投地」を行います。その音がミモロの耳にも届いていたのでした。

内陣には、限られた人しか入ることはできません。その周囲には、局と言われる場所があり、西局には、一般の人も入ることができますが、早くから多くの人がそこに座っていて、ミモロはとても入ることができませんでした。

眠い目をこすりながら、縁で必死に眠気に耐えるミモロ。「ここで寝ちゃうと、凍え死んじゃうわよ~」と脅かすお友達。「うん、頑張る~」とミモロ。昼間の温かさが嘘のようにグッと冷え込む深夜です。

やっと1時半をまわりました。いよいよ「お水取り」の始まりです。


本堂のそばには、水取衆と呼ばれる人たちが揃い、石段下の「閼伽井屋」へと向かう準備が整いました。


笙や笛などが奏でられる中を、松明に導かれ、しずしずと進む水取衆。


「お水取り」は、その昔、若狭の遠敷明神という神様が、「二月堂」の法会に遅刻したお詫びに、若狭から水をプレゼントすることをお約束されると、たちまち「二月堂」の下の大地が裂け、水が湧きだしたそう。そこが井戸になり、以来、そこからご本尊にお供えする水を汲む秘法が始まります。その井戸は、「閼伽井屋」という建物の中にあり、それを見ることはできません。


桶に組まれた水(香水)を携え、水取衆は、二月堂へと昇ってきます。


「あの桶にお水入ってるんだね~」とミモロを欄干から身を乗り出して見つめます。


お堂に到着すると、桶は、堂内に静かに納められてゆきました。


堂内と「閼伽井屋」へ3往復する水取衆。秘儀のため、人々が拝めるのは、水取衆の姿だけですが、多くの人たちが見守る法会です。
「お水取り」が終了するのは、3時近くになります。

そして、この日、ミモロたちが最後に拝観する法会が、「達陀(だったん)」という堂内で松明を回し火の粉を散らして行われる除災招福を願う秘法です。

その開始時間は、3:35です。
ミモロは、お友達のツテで、局に入ることができました。そこは、畳敷きの3畳ほどの広さの真っ暗な空間で、内陣との間は、木枠の戸で仕切られています。木枠の隙間から、内陣の様子を見つめます。
「キャ~火の粉がいっぱい散ってる~すごい迫力~」と、木枠にしがみつくミモロ。
飛び散った火の粉は、すぐにそばにいる人が消火作業を行っています。

ミモロたちは、4時ごろ、「二月堂」を後にしました。


初めて拝見した「東大寺二月堂修二会」。
2月下旬から3月15日まで行われる長期間の法会。その期間、数多くの行が次々に行われるのです。
本当に、奥の深い法会のため、初めてのミモロには、なにがなんだかよく理解できないよう。
また、秘法、秘儀が多いので、一般の参拝者が拝見できるものは、限られています。
そのため、事前にビデオなどで、予習をすることをお勧めします。

奈良時代から今日まで耐えることなく続く法会。とても複雑な構成と内容で解説を読んだだけではわかりません。

「今年は、コロナの影響で参拝者少なかったんだって~だから、ミモロでも見られたかもね~」と。
「お水取り」以外の法会は、期間中、毎日行われるので、ほかの日の参拝もいいのでは…。

昼間も法会が続きますが、主な法会は、夜なので、寒さ対策は必須。
また、早朝?4時まで続く「お水取り」に行くには、それなりの体力が必要かも。
「京都の神社仏閣より、規模が大きい「東大寺」だから、歩くのも大変だよね~」とミモロ。

「東大寺」に比較的近い場所にある、ミモロが宿泊した猿沢池のそばの「サンルートホテル奈良」まで、片道徒歩20分の道を、夜、2往復するのは、正直、なかなか大変でした。

仮に、タクシーを頼んでいても、車に乗るまで、かなりの道を歩く必要があります。

「わ~チャックアウト11時だって…それまでに寝られるかな~?」と、ホテルに5時近くに戻り、お風呂にはいったら、6時に。逆に興奮したのか、すぐに眠ることはできません。ほぼ徹夜状態のミモロ。なんとか3時間ほど眠りましたが、ボッとしたままチェックアウトを迎えました。

「お水取り」を拝見するには、それなりの体力と覚悟が必要だったと知りました。

「お松明」は、毎晩、19時ごろ始まります。それだけを拝観するなら、京都から日帰りも可能。
「来年は、お松明だけ拝見に行こうかな~」というミモロでした。


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「東大寺 二月堂」の「お水取り」。コロナ感染の終息を願う多くの人々が集う夜

2020-03-15 | 奈良、近畿

3月12日、ミモロは、「一度はお詣りしたい~」と思っていた「東大寺 二月堂」の「お水取り」にお友達と出かけました。
夜の「お松明」を拝見するために、夕方に「サンルートホテル奈良」にチェックインしたミモロ。

「今年は、コロナの影響で、まだ空室もありますから、ゆったりとお過ごしいただけますよ~でも、朝食のビュッフェはやっておりません」とフロントの方。ミモロは、2か前に予約して、例年よりはかなり割安で宿泊できました。
ホテルのロビーには、ビデオや資料など法会に関するさまざまな情報が用意されています。
 

さて、「お水取り」と呼ばれる「東大寺二月堂修二会」は、天平勝宝4年(752)に大仏建立の年に、実忠和尚(じっしゅうかしょう)によって始められ、今日に至るまで、一度も途絶えりことなく執り行われている法会です。

そもそも、この法会は、天災や疫病が起こらないように、人々が犯した罪を練行衆というお坊さんたちが代表して、ご本尊の秘仏「十一面観音菩薩」に懺悔し、禍を取り除いてもらおうとするもの。地球上のすべての生き物の幸せを願います。
まさに昨年の多くの自然災害をはじめ、今年のコロナの世界的感染という災いをおさめていただくように、今年も多くの人が祈願に訪れました。

実は「東大寺二月堂修二会」は、2月末から3月14日まで行われる長い期間の法会で、その間に、さまざまな法会が昼から夜まで行われ、「お松明」も、3月1日から14日まで毎夜、10本上がります。
12日がその中で最も参拝者が多いのは、松明が11本になり、また籠松明という大きなものが上がるとともに、「お水取り」という秘法の法会が行われるからです。

夕方17時半、ミモロはお友達といっしょに、「東大寺二月堂」を目指し、ホテルを出発。人影の少ない奈良公園を進みます。
 
「ダメ~遊べないの~急いでるんだから~」と、エサをねだりに来た鹿に言うと、ミモロは、広い東大寺の境内を急ぎます。

「お松明」が始まるのは、19時半から。さすがに例年よりは、参拝者は半分近くと言われますが、それでも18時頃に「二月堂」に到着しないと、「お松明」の拝観場所に入れなくなります。


「よかった~まだ、列に並べるみたい…」とミモロ。しかし、すでにそこには100人以上の参拝者。ここでミモロたちは、1時間半待つことに。

お松明拝観列がいっぱいになると、それ以降は、二月堂周辺では見られず、少し離れた「第二拝観所」からの拝観に。そこが満員になると、もう拝観する場所はありません。

集まった人は、マスク姿(ミモロも撮影後は着用)です。屋外ですから、換気は大丈夫。

「もうすぐかな~」やっと夜の闇が訪れ、周囲に灯りが・・・


19時半。いよいよ「お松明」のはじまりです。周囲の灯りは消され、真っ暗の境内に松明が姿を見せました。

「わ~すごい~」と思わず声を上げるミモロ。大きな炎が、お堂の軒先に…「キャ~国宝が火事になっちゃう~」と心配するミモロ。
実は、「二月堂」は、寛文7年(1667)の「お水取り」の最中に火事になって、焼失。2年後に再建されたのが、現在の建物だそう。
国宝の建物で、これほど火を建物のそばで使うのは、今や貴重。もちろん放火対策も十分施されていると思われます。


この日は、参拝者が多いため、二月堂のそばの芝生で拝観することはできず、そばまで歩きながら拝観します。
「立ち止まらないでください~」との警備の声に促され、ミモロたちは、二月堂脇の石段を上ります。
 

「もうおしまい?」と、ミモロ。そう、後戻りはできません。

「う~お松明を見るなら、12日じゃなくて、ほかの日の方が、二月堂のすぐ下で見られるし、10本の松明が20分間に次々に登場するから、いいかも」と昨日訪れたお友達。「そうなんだ~昨日くればよかったかなぁ~」と思うミモロでした。
でも、この法会の名称にもなっている「お水取り」が行われるのは、12日だけ。やはりそれを拝見しなくては~

しかし「お水取り」が行われるのは、深夜、正確には、13日の1時55分です。
「ミモロちゃん、一度ホテルに戻って、お食事してからまた来ましょうね~」とお友達。
そこで、ミモロたちは、夜の道を徒歩20分ほど歩いて、ホテルへと戻りました。

「夜中まで起きていられるかな~」と、ちょっと心配になるミモロなのでした。


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「京セラ」本社にある名品並ぶが「京セラギャラリー」と「ファインセラミック館」。

2020-03-14 | 博物館・美術館

京都の南、伏見区にある「京セラ」本社。ミモロは、「稲盛ライブラリー」を見学。
 
そして、その後に、「あの~本社の前にある看板に、「京セラギャラリー」と「京セラファインセラミック館」があるって書いてあったんですが、そっちも見学できますか?」とミモロは、ライブラリーを案内してくださった篠さんに伺いました。

「はい、いいですよ~一緒に行きましょう~」と、親切にミモロを本社へと連れて行ってくださいました。

「わ~立派なロビー」広いロビーにミモロは、ビックリ。受付に行って、見学する旨を告げます。
 

ロビーには、絵画や彫刻が飾られています。
 
「わ~美術館みたい~」と、キョロキョロするミモロ。

「はい、こちらからどうぞ~」と、ギャラリーの中へ進みます。

そこには、ガラスを使った美術品や工芸品が展示されています。
「このギャラリーは、1998年に社会貢献活動の一環として開館しました。いつも無料で公開してるんです」と篠さん。

特に、中国の清代に作られた乾隆ガラスの作品は、まるでカメオの細工のよう。白梅の水差しや「鼻煙壺(びえんこ)」という嗅ぎ煙草の小瓶に見とれるミモロです。
 
「素敵な小瓶・・・香水入じゃないんだ~」ミモロには、嗅ぎ煙草がどういうものか、よくわからないのでした。

そして「これ、ぜひ見てください~京セラファインセラミックの器です」と篠さんが、ちょっと自慢顔で見せてくれたのは、京セラが電子工業用材料として開発した非常に高度に管理されたプロセスによって製造されたセラミックを特に「ファインセラミックス」と呼びます。
それにをさらに工夫し、美術工芸品も作るようになったそう。器などで、絵付けをしたものを、「玉磁」と呼んでいるのだそう。

「わ~すごく透明感がある薩摩焼だね~」と、その美しさに見とれるミモロ。「そう、キレイでしょ!」

さらに、絵画も名作揃いで、

貴重なピカソの銅版画347シリーズをはじめ、東山魁夷や上村淳之の作品、
 

「では、2階にも行きましょう」エスカレーターで2階へ。
「わ~ロビーの構造がよくわかる~。ここ自体がアートだね~」とミモロ。


2階には、「京セラ」の家庭用製品を販売するショップがありました。「こんにちは~」「いらっしゃいませ~まぁ、可愛い~」

「あ、包丁やピーラーが並んでる~」
 
いろいろな製品を作っている「京セラ」のセラミックの技術を使った包丁は、なかなか人気なのだそう。
「切れ味バツグンなんですよ~試してみて~」と言われ、ミモロは包丁を握って、紙を切ってみます。

「あ、ホント、よく切れる~ミモロのうちの包丁よりいい切れ味~」とミモロ。握りやすく、切れ味も持続し、錆びないし手入れも簡単、金属の匂いなどが食品に付かないことが魅力です。持ち手もカラフルで、お料理をするのが楽しくなりそうな料理道具です。
「欲しいな~」と、また憧れの品になりました。

「こっちはなんだろ?」とミモロ。そこはショールームで自動車、医療、情報などさまざまな分野で活躍する「京セラグループ」の情報をわかりやすく展示しています。
 

「あ、これ本社ビルでしょ!」とミモロ。

「そう、これは、太陽光発電などを応用しているビルですよ」と。「え~ビル全体が発電できるの?」とビックリ。そう、「京セラ」本社ビルは、3階以上の南側壁面に1392枚、屋上に504枚の太陽電池モジュールを設置し、1棟の高層ビルの垂直壁面に設置されたものとしては、世界最大級の出力規模を誇るそう。火力発電による電気の生産を抑えることで、二酸化炭素の排出を抑える環境にやさしいシステムです。 

気づけば、すでに閉館時間が迫っています。「わ~ファインセラミック館見る時間ないかも~」と慌てるミモロ。
 
そう、もう閉館時間です。特別ちょこっと覗かせて頂きましたが、「わ~ん、もっと見たかった~今度、またゆっくり来ます~」というと、ミモロは、エスタレーターで1階へ。


「今日はありがとうございました。すごく楽しかったです~」とミモロ。

「はい、どうぞ、またゆっくり見に来てくださいね~」と、「稲盛ライブラリー」ご担当の篠さん。手を振ってお別れです。

すでに17時を回り、夕暮れが迫る時刻。「京セラってすごいね~」と、名前は知っていても、どんな事業をしているのかなど、あまり具体的に知らなかったミモロ。近年、企業の工場や施設を見学できる機会が増えています。「また、いろんな企業の見学したい~」と思うミモロです。

本社ビルの前に飾られる彫刻にもお別れをいうミモロでした。


*「京セラギャラリー」京都市伏見区竹田鳥羽殿町9 075-604-6141 開館時間:10時から17時 土・日・祝日休館 入館無料
*3月31日までコロナウィルスの影響で、臨時休館中です。再開に関しては、ホームページでご確認ください。

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経営者の哲学が学べる「稲盛ライブラリー」。じっくり訪れたい場所

2020-03-13 | 博物館・美術館

経営の神様と言われる「京セラ」創業者、稲盛和夫氏のすべてがわかる「稲盛ライブラリー」を訪れているミモロ。

さらに3階、稲盛和夫氏の思想を、人生哲学、経営哲学を通し、紹介するフロアへ進みました。
 

「やっぱり、これだよね!」とミモロの心に響いたのは、「考えよ」という言葉でした。


そして、誰もの心に響くだろう経営理念が、こちら…

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の進歩発展に貢献すること」
「さすがだね~」と、人は宝という経営者としての稲盛氏の思いが伝わる言葉です。

色紙にサインを求められるよく書く言葉は、「愛と誠と調和」など。

ミモロにもわかる言葉です。

創業当時に使っていた鞄は、モノを大切にする稲盛氏の姿勢を表す品のひとつ。


2階に進むと、創業した「京セラ」を世界的なファインセラミックスメーカーに育てた技術の変遷や歴史、さらに経営者として辣腕を発揮したKDDIの成長や日本航空の再建への取り組みが解説されています。

そこに展示されていたのは、IBM向けIC基板や京セラ製のパソコンなど、技術の歩みにミモロも興味津々です。
 
「いろんな技術があるんだね~」と、「京セラ」という会社の幅広さを改めて知ったミモロです。


「技術者でありながら、すごい経営者というところが、すごいよね~」とさらに感激。
 

実は、あまりに熱心に展示を見学していたミモロを見つけた「稲盛ライブラリー」渉外課の篠さんが、3階くらいから、ずっと案内してくださいました。

「ミモロちゃん、よくわかりましたか?そうだ、時間があれば、もっとよくわかるビデオがありますから、それ見ませんか?」と。
「は、はい・・・じゃ、お願いします」とミモロはプレゼンテーションルームへ。そこの最前列の席に座って、18分間の映像を視聴することに。

稲盛氏の今日までの歩みを示すビデオです。
「どうでしたか?」と篠さん。「はい、ビデオの最初の言葉が印象的でした」と、感激したのか、まだボーっとしているミモロです。

その言葉とは、「自分の心の呼ばないものは、何ひとつ寄って来ない!」というもの。
「その通りですね~それが何かを成し遂げる基本ですね」と篠さん。

最後に、稲盛和夫氏が語ったこの言葉も…みなさんに贈ります。

『どんな境遇にあろうとも、愚痴や不平不満を漏らさず、常に生きていること、いや、生かされていることに感謝する。そのようにして幸せを感じる心を養うことによって、人生を豊かで潤いある素晴らしいものに変えていくことができるのです』

「なんかいろいろ学んだ気がする~今度、またゆっくり来たいです」とミモロ。

経営者なら、一度は、訪れてみては・・・経営に関する、いろいろな知恵やヒントを教わることができるライブラリーです。


*「稲盛ライブラリー」京都市伏見区竹田鳥羽殿町9 075-604-6141 開館時間:10時から17時 土・日・祝日休館 入館無料
*3月19日までコロナウィルスの影響で、臨時休館中です。再開に関しては、ホームページでご確認ください。

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「京セラ」本社に隣接する、創業者、稲盛和夫氏の人生を物語る「稲盛ライブラリー」

2020-03-12 | 博物館・美術館

2月のある日、ミモロは、京都の南、近鉄「伏見駅」から徒歩10分ほどにある「京セラ」本社を訪れました。
 
京都を代表する世界的企業の「京セラ」。「あれ?隣りに別の建物がある・・・なんだろ?」とミモロは、まず、そちらに行ってみることに。


この建物は、「稲盛ライブラリー」で、創業者、稲盛和夫氏の人生哲学、経営哲学を学び、継承することを目的に開設されました。

ドアを開け、だれもいない入口を入ると、そこに来場記念のスタンプが…「記念に押しちゃおう~」とミモロ。
 
押し終わると、誰かが見ている気がします。「え?だれ?」と周囲を見回します。

エントランスのフロアには、ミモロを見つめる人の姿…
「こんにちは~」とミモロは恐る恐る近づきながら挨拶します。
「あ、稲盛さんだ~」とミモロの顔がパーッと明るくなりました。そばに駆け寄り抱きつきます。

実物大の写真パネル。創業者自ら来場者を出迎えてくださいました。

5階建てのビルは、すべて稲盛ワールドです。まずは1階の展示を見学します。ここは、入場無料でだれでも見学可能なのです。
はじめの展示は、稲盛和夫氏の生い立ちや「京セラ」の創業への歩み、のちに大きな影響力をもつ経営哲学に至る背景などがわかるようになっています。
 
「鹿児島県出身なんだ~。そこから京都で京都セラミックっていう会社作ったんだって~」と展示を見てゆくミモロ。


技術者らしい几帳面な文字が並ぶ鹿児島大学工学部の卒業論文。

さまざまな経営に携わった実績を示す展示なども1階に…

ここは、総合展示スペースで、このライブラリーの内容をダイジェストで知ることができるようになっています。

「上から見よう~」とミモロは、エレベーターで最上階の5階へ。

ここは、稲盛氏の偉業を称える国内外の産業、経済界、大学などから贈られた賞や記念品が展示されています。
「世界中のいろんな大学から栄誉を称えられてるんだ~」と、ズラリとならぶローブやいろいろなメダル・・・
 
京都市からは、市民栄誉賞が贈られています。


4階に階段を降りると、ここは、社会活動フロアです。利他の心で、多くの社会活動に取り組んだ姿に驚くミモロ。
 
私財を投じ設立した「稲盛財団」が、世界の平和、発展に寄与する人々に贈る「京都賞」の受賞者の写真がズラリ。
また、ボランティアで行っている経営者育成の経営塾「盛和塾」の活動などが展示されていました。

なにしろ、広い展示スペース。この時間の見学者は、ミモロだけ。なんとも贅沢な時間です。

さらに3階へ。稲盛和夫氏の思想を、人生哲学、経営哲学を通し、紹介するフロアへと進みましょう。

*「稲盛ライブラリー」京都市伏見区竹田鳥羽殿町9 075-604-6141 開館時間:10時から17時 土・日・祝日休館 入館無料

*3月19日までコロナウィルスの影響で、臨時休館中です。再開に関しては、ホームページでご確認ください。

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