ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「京都美容文化クラブ」による「女性の時代風俗行列」。「安井金比羅宮」の「櫛まつり」

2024-09-25 | 祭事・神事・風習
「ぴったり到着!今から時代風俗行列スタートするんだ~」

9月23日の午後14:30。ミモロは、東山祇園にある「安井金比羅宮」にやってきました。

この日、境内では、「櫛供養式典」が行われ、その後、祇園石段下から花見小路、たつみ橋などを巡る華やかな「時代風俗行列」が開催されます。


東大路通へ続く参道に、古墳時代から近代まで、いろいろな時代の装束を纏った女性たちが列をなし、祇園エリアへと出発しました。

モデルを務めるのは、祇園エリアの方々や美容学校に通う生徒さんなどだそう。

「なんか時代祭の女性版って感じだね~」と目の前を通り過ぎる艶やかな女性たちに見とれます。

行列が参道を出た後、ミモロは、境内の奥へ。

「わ~いっぱい観光客がいる~」境内中央に鎮座するお札がいっぱい貼られた「縁切り縁結び碑」では、参拝したい人が長蛇の列を作っています。「あれ?カップルでお詣りして大丈夫かな?縁切れちゃったりして…」と仲良く参拝しようとする観光客を見て、心配するミモロでした。

ミモロは、境内の北側にある「久志塚(櫛塚)」を目指します。この日は、ここのお祭りです。

そもそも「櫛まつり」と言われるこの行事は、昭和36年に「安井金比羅宮」境内に「久志塚(くしづか)」という、日々、身だしなみに使われる櫛に感謝を込める碑を建立して以来、「京都美容文化クラブ」が主催する櫛の供養祭です。

碑の前には、多くの人を美しく整えた櫛が奉納され、感謝を示しています。


「いつも毛並みを整えてくれてありがとうございます」とミモロも感謝を捧げます。

外国人観光客には、なんの祭かよくわかっていないよう…。美しい装束を纏った女性たちの列に、シャッターを盛んに切っています。

「ここにも参拝しよう~」と「安井天満宮」に参拝。

参拝後、祇園方向へ進んだミモロです。

四条通に到着した時…「あ、行列が来た~」

「安井金比羅宮」を出発した「時代風俗行列」が、ちょうど八坂神社の石段下に到着です。

そばの外国人観光客は、身を乗り出して、写真撮影。
「あのね~正面から撮影するのもいいけど、このお祭りは、櫛まつりって言って、髪に関係するお祭りなの、だからそれぞれの時代のヘアスタイルに注目するともっと面白いよ~」と説明するミモロ。

本当に後ろ姿の巧みさ…髪を結う人の技術の高さが伺えます。


日本髪を結える技術を有する美容師さんの数は、少なくなっています。時代劇などを見ると、水戸黄門や坂本龍馬の時代も女性の髪形は、日本髪というだけで同じ…考えれば、随分時代が経っているのですから、ある意味で不自然かも。また、職業によって、髪形は異なるもの。武士と町人の差はあっても、他の職業の差はあまり見受けられません。「まぁ、時代劇だから…」そうなんです。
つまり、私たちが知っている日本髪って、本当は、もっともっと種類があって、興味深いものなのです。

それを実感させてくれるのが、この「櫛まつり」。この行列のために、多くの美容師さんが腕を振るうと共に、技術を継承する機会にもなってるのだと思われます。

「素敵な姿見れてよかったね~」と、感激したミモロです。

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西陣にある「晴明神社」の「晴明祭」。千両が辻に響く地域の子供たちの鼓笛隊の音。神輿渡御行列も

2024-09-24 | 寺社仏閣

9月22日の午後、ミモロは西陣の千両ヶ辻(大宮通)の文化祭に来ていました。

「う!鼓笛隊の音がする~」と耳をピクピク。間もなく、ミモロの前に祭の行列がやってきました。


同日、この地域の氏神でもある「晴明神社」の大祭「晴明祭」が行われているのです。


地域の子供たちによる鼓笛隊。「カッコいいね~」とその姿を見つめます。


「神社にお参りしよう~」とミモロは、堀川通へと向かうことに…
途中であったのは、神輿渡御。

「わ~道いっぱい…」とミモロは、慌てて道を開け、壁にピッタリ寄り添い神輿に道を譲ります。

「クンクン…馬の臭いがする~」さすが臭いに敏感なネコ…

堀川通には、馬を運搬する大きなトラックが…。「秋って、お馬さん忙しいんだよね~」
そう、どこの神社のお祭りでも、宮司さんなどが騎乗する馬が行列に欠かせません。

それらの馬たちは、沿道の音や人の賑わいに驚かないようによく訓練されたプロフェッショナル。行列への出演料もかなりのものだとか…。1日のレンタルで1頭8万円~とか。そこには、運搬費用は別途。世話をする人などの諸経費を合わせると、「う~すごく費用かかってるんだ~人間の出演は、ボランティアだけど…馬はそういう訳にはいかないものね~」とミモロ。

また、雨で祭の行列が延期されると、馬の費用がかなり嵩むため、主催者にとって「雨天順延」は避けたいこと。
多くの馬が登場する「時代祭」も、「絶対順延やだよね~」と想像するミモロです。
「牛車の黒毛和牛さんもすごく出演料高いんだって~」
見物人は、「わ~お馬~」とその姿を撮影して楽しみますが、行列にかかる費用って、物凄いものだと知ると、見る目も変わりそう。

話が逸れてしまいました。
堀川通にある「晴明神社」に到着したミモロ。

境内には、いつもより多くの人が…参拝者の長い列が本殿から続いています。

本殿の脇で参拝するミモロ…です。

ご祭神の安倍晴明の像。

参拝者が触れるため、膝などが光っています。

「晴明神社」は、桔梗の花で有名。「咲いています!」と標示がありますが…
「う?もう終わっちゃったのかな?」と、今年は小さな花がポツポツと。


9月も下旬になり、空は秋らしい高い雲に…でも、気温はまだ30度を超す暑さ…。
「お祭りが、いろいろな場所で開催される10月には、いくらなんでも涼しくなるよね~」と希望的観測をするミモロ。

熱中症対策をしながら、秋の祭を楽しむようにしたいものです。

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9月22日に開催された京都西陣「千両ヶ辻」での秋の文化祭。魅力的な品々が店先に…

2024-09-23 | イベント
9月22日の午後、雨が上がった頃合いを見て、ミモロは、西陣の千両ヶ辻へ向かいました。

この日は、「第20回 西陣伝統文化祭」が、大宮通の今出川通と中立売通の間で行われます。

この界隈は、西陣の中心地で、江戸時代中頃から生糸や織物問屋が軒を連ね、1日千両の商いをすることから「千両ヶ辻」と呼ばれていました。今も、その当時の面影を残す大きな町家などがあり、帯や和装品などの製造販売を行っています。

この日は、そんな町を多くの人に楽しんでもらおうと、町を上げての文化祭が行われるのです。町家の特別公開、和装品や飲食の販売、講演会、吹奏楽の演奏会、人力車など、さまざまな企画が…。

「美味しい紅茶や食べ物があるんだよね~」
 

「あ、この器いい感じ~すごくお買い得…」

ミモロは、通りのあちこちを見て回ります。

「ふんわりソフトな感触…」布製品の問屋さんでストールに頬ずり。


和装のお買い得な品々も見逃せません。


「日傘って、まだ使えるね~プレゼントにしようかな~」

通り沿いの仮設テントなどもくまなくチェック…

「あ、表の戸が外されてる…」とミモロが向かったのは、「町家写真館」。

ここに地域で育った写真家の水野克比古先生の作品を展示するスペースです。

この文化祭の発起人のおひとりでもある水野先生。20年前、町に以前の活気が失われていると感じ、歴史ある西陣界隈の文化にもっと親しんで欲しいという思いから、町の人々に呼び掛けてこの文化祭をスタートさせたのです。
「ミモロちゃん、ようこそ~」といつも笑顔で迎えてくださるダンディーな先生。

店先には、水野克比古先生と息子になる水野秀比古先生の写真集などが並んでいます。


京都の四季折々の景色を、情緒豊かに映し出した写真は、昭和から今日まで、京都旅へと多くの人を誘っています。

「ミモロのママ、昔、お仕事で、水野先生と一緒に嵯峨野へ撮影に行ったことあるんだって~」そう、まだミモロと京都に来るずっと前のことです。

「今年もこんなキレイに紅葉見られるといいね~」と、水野先生の写真の前で…


「あ、ミモロちゃんいらっしゃい~」と、バイクで京都中を走り回り、新たな感覚で京都の景色を撮影なさっている水野秀比古先生。

カメラファンのための撮影教室なども開催なさっています。

最近刊行された写真集には、多くの人を魅了する京都がそこに…。


「ミモロちゃん、こんにちは~」と、手を振ってくださる水野さんご一家。

お目に掛かるのが、とても嬉しいミモロです。

「あ、笛の音が聞こえる!」と耳をピクピク。
通りの向こうから、「晴明神社」の祭の行列が見えてきました。


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京都「梨の木神社」の萩まつり。萩に因んだ授与品。舞や弓術・居合などの奉納も。でも、まだ萩の花は咲いてません…

2024-09-22 | 寺社仏閣
毎年9月のお彼岸の週末に行われる「梨の木神社」の「萩まつり」。

「京都御所」に隣接する神社は、「萩の宮」と言われ、昔から萩の花で有名です。
萩の花が咲く時期に、境内では、舞や邦楽、武術などの奉納が行われ、多くの参拝者で賑わいます。

今年は、9月21日~23日。ミモロは、自転車でやってきました。

まずは、境内奥の本殿の三条實萬公と三条實美公に参拝。

神社やお寺に来た時は、何はさておき、まずは参拝することが大切。さすがミモロです。

「これ、御祈願の札…ここにお願い事書いて、奉納するんだよね~」


参拝するミモロの耳には、邦楽の音色が届いています。

拝殿で奉納される邦楽…


「う!今年は、まだ咲いてない…」

参道の両側には、萩が茂っているのですが、そこに花の姿はほとんどありません。
「やっぱり猛暑だから、まだ夏だって萩の花、思ってるのかな?」とミモロ。
今年は、京都各所の萩の花も開花が遅く、しかも咲いている花の大きさや数も控えめ…。

でも、萩の花の神社らしい萩のお花が描かれている授与品は、秋らしさを感じさせます。
 

萩まつりの時は、羊羹も…


さらに境内には、骨董店も並びます。


「わ~これキレイ~」外国人観光客に人気の日本画の短冊や色紙。


「萩まつり」の催し物は、11時から15時くらいまで…。

「来週、もっと気温が下がってから、また来よう…」そう、萩の花の見ごろは、まだ先のようです。


*「梨の木神社」の詳しい情報はホームページから



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「平安神宮」の神苑無料公開。秋の気配が少し感じられるお庭。年内開催の特別公開やクラウドファンディングも知って欲しい!

2024-09-21 | 寺社仏閣
「久しぶりに行こう~」とミモロはお友達と一緒に「平安神宮」へ向かいます。

9月も下旬になり、京都の各所では、夏の催事などが終了し、秋から冬に向けてのプログラムへの変更が進んでいます。


「平安神宮」へ続く神宮道沿道の木々も少しづつ色づき始めました。
「でも、まだ36度もある~暑い!!」秋とは言えない猛暑…強い紫外線に晒された木々にも、なんとなく疲れが見えます。
「葉っぱの先が茶色になってる~キレイに紅葉できるかなぁ~」と心配するミモロです。

汗を拭きふき向かった「平安神宮」。


夕方16時まで入苑できる神苑に向かいます。

無料公開の日を見逃さないミモロでした。


無料公開の隣に立つ看板は、「御垣内特別参拝のご案内」。通常非公開の神域を神職が案内してくれるもの。

大人2000円で、非公開部分の説明の他、絵馬、記念縁起札、神苑拝観券がセットされます。12月29日まで。
「参加してみようかな?」とミモロ。

さぁ、神苑に進みましょう。

猛暑と言えども、季節は確実に移っていて、萩の花が暑さの中咲いています。
「まだ少しだけだけど…これからだね~」と、百日紅の花と一緒に咲く萩の花です。


神苑の一角にある古い市電。

日本最古の現存する車両で、明治44年製造。昭和36年まで京都市内を走っていたその姿を留める貴重な車両で、重要文化財。
「平安神宮」で、保管しているものの、年々劣化が進み、それを修復し、将来に繋げるために、現在クラウドファンディングが行われています。
「なんかいろいろな返礼品頂けるみたい…」電車ファンにぜひ支援して欲しいクラウドファンディングです。
詳しくは、「平安神宮」のホームページからどうぞ~

春はしだれ桜が美しい神苑…「さすがに今は、睡蓮も蓮も終わっちゃったみたい~」

「こんなに暑い秋の公開ってないもんね~」

池の飛び石に立っても、涼しい風はありません。

「あ、鴨さん…顔水につけてる…」浅瀬で鴨が何度も顔を水の中へ。

「涼しそう・・・」と見つめるミモロですが…どうもこれは、水中の魚を取っているよう…
「何だ~食事中なの」神苑の小川には、シジミや小魚が生息しています。「神苑のシジミ汁って食べてみたい~」と罰当たりな想像をするミモロですが、まぁ、小ぶりのシジミなので、あまり出汁は出そうにありません。尚、神苑の中の植物や生物の採取は禁止です。

「ここ、少し涼しいね~」と屋根のある橋「泰平閣」でひと休み。

約1万坪の広大な池泉回遊式庭園の「神苑」は、明治の造園家 七代目小川治兵衛の手によるもの。平安時代の雅さが味わえるお庭です。

池を渡る風…ミモロの汗も納まるよう…


10月22日は京都三大祭りのひとつ「時代祭」が行われます。行列に参加する大学生以上の人のアルバイト募集も。
「ミモロも参加してみたいけど…ネコだから~」と諦めざるをえません。定員になり次第締め切り。こちらもホームページからどうぞ~

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