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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

自分だけよければいいとは思わない

2010年06月25日 23時02分34秒 | Weblog
 「“国がどうのこうのという時代ではない、地球そのものに人類が生き残れるかの時”このフレーズはこのブログに頻繁に出てきますが、その根拠となるものはいったい何でしょうか?」というコメントをいただいた。そのように真正面から問われると、やはりちょっと考えてしまう。私がそう考えていることは事実で、そのことについて言い訳するつもりはない。となれば、「その根拠について、明確に答弁しなければならない」ことになる。

 学者や評論家ならば、具体的な数値を示して説得するのだろうけれど、私はどちらかといえば感性というか感覚から出発している。そんなあやふやなことでよいのかと言われる方もあるだろうけれど、感性とか感覚というものは結構当たっているし、むしろ大事な出発点だと思っている。そんなわけで、具体的な数値を示すことができないが、1)人口が急速に増えている。2)工業が進んでいる。3)人口と工業を支える、食料や水や資源には限りがある。

 この3点に集約されると思う。人類の歴史を考えてみても、19世紀以前と以後では、その変化は格段の差異がある。核爆弾という地球そのものをも破壊できる兵器を開発した人類は、だからこそ新しい時代に突入したというのが、私の「根拠」である。「民族紛争や宗教戦争はいまだに世界中で起こっています」とのご指摘もいただいた。だから、武装して国を守れと言われるのかもしれないが、武器輸出や軍需産業で儲けている国や人々がいる限り、「戦争や紛争」は巧みにでっち上げられていくのではないだろうか。

 そこで、「ではどうしたいか?」だと思う。「どうする?」と言えば、「家族を、国民を、国を守るべきだ」という発想になるけれど、「あなたは、どうしたいか?」と問えば、「戦争は嫌だ」と答えることができる。嫌な戦争をどうやってなくしていくのか、その次の発想へと向かうことができる。

 私はすごく自分本位な男だけれど、自分だけよければいいとは思わない。むしろ、みんなが好きだ。どんなに嫌な奴であっても好きになりたい。キリストではないけれど、全ての人は神の子つまりみんな兄弟だ。憎しみ合うよりも愛し合うほうがいい。殺し合いは絶対にしない。みんなで分け合って生きていこう。それをもし、妨げるものがあるとするなら、みんなで取り除く方へ進めばいいじゃないか。

 地球の異常気象は太陽の活動によるもので、産業革命以後の工業化に原因があるわけではないと言う科学者もいる。そうなのかも知れないが、CO2の削減を目指すことは人類にとってマイナスにはならないだろう。地球環境を考えたなら、国単位では解決できないだろう。いや、環境問題だけでなく、食料や水や資源の問題もこれからは国単位では解決できないだろう。そういう時代に向かっていると私は思っている。
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