サッカーのW杯で、金髪の本田選手が大活躍だ。プロ野球『ジャイアンツ』の選手であったなら、即刻「出直して来い」と言われてしまうだろう。私の高校はサッカーの名門校であったが、サッカー部は余り勉強しない野人が多く、これに対して野球部は勉強もできるオシャレが多かった。高校生の全国大会を見ると、野球は未だに坊主頭だが、サッカーの方は長髪の子もいるから、何時から逆転現象となったのかと思う。
今日、高1の孫娘の水泳大会を見に行ってきたけれど、女子高生でロングスカートの子は全くいない。下着が見えそうなくらいに超ミニだが、水泳部だからというわけではないけれど、気にする様子も無いようだ。男の子と女の子が蒸し暑い中でべったりと身体を寄せ合っていても、周囲は全く知らん顔である。時代が違いすぎると思うのは、どうやら私のような年寄りだけのようだ。
近くのファミリーレストランで昼食をとった。さすがにファミレスは家族連れが多い。中に、小学校の高学年か中学生なのかよくわからなかったけれど、女の子がふたりで来ていた。しかも勉強なのか宿題なのかをやっている。店は混雑しているけれど、4人掛けテーブルをふたりで独占し、私たちよりも前に来ていたのにズーと居座り続けていた。「私さ、自慢じゃないけど30点以上取ったことないんだ」と話している。いったいこの子たちの親はどこで何をしているのだろう。
1歳になる孫娘がグズリだした。他のところでも子どもたちの叫び声や泣き声が聞こえる。長女のダンナは「今、ADHD(注意欠陥/他動性障害)が増えていると言われているじゃないですか、この子がそうならないかと心配です」と言い、「水泳大会を見ていても、結局優秀な学校の子はいい成績ですよね。頭がよくてスポーツもできる子が生き残るようにできているんですかね」と言う。私は「心配ありません。ADHDの子もアスペルガーの子も成績がよくてスポーツもできる子も、みんな異常で、みんな障害児なんですよ」と答える。
私たちは、実はみんな障害を抱えて生きている。どこで、どんな風に表れるか、人はそれを分類したがるから、いかにも障害が増えているように思うけれど、人間は生まれた時から本当は障害児なのだ。それをある時は個性と呼び、ある時は障害と読んでいるに過ぎない。今日のテーマはもっと違うものだったはずなのに、子どもの障害の問題になっている。これも痴呆症という障害である。
痴呆症にもいろいろな原因があるのに、その原因を診断できる医師が少ないために、間違った薬が投与されるケースがあるとテレビが報じていた。確かに薬のせいで、おとなしい利用者さんが噛み付いたり手を上げたりする場面を私も見てきた。薬を変えてもらったところ、以前のように優しい人に戻ったケースもある。子どもたちもいろんなケースがあるのに、何か診断して分類しておかないといけないかのようだ。「ヘンで結構。これは個性」とみんなが言える社会の方がいいのではないかと私は思う。
今日、高1の孫娘の水泳大会を見に行ってきたけれど、女子高生でロングスカートの子は全くいない。下着が見えそうなくらいに超ミニだが、水泳部だからというわけではないけれど、気にする様子も無いようだ。男の子と女の子が蒸し暑い中でべったりと身体を寄せ合っていても、周囲は全く知らん顔である。時代が違いすぎると思うのは、どうやら私のような年寄りだけのようだ。
近くのファミリーレストランで昼食をとった。さすがにファミレスは家族連れが多い。中に、小学校の高学年か中学生なのかよくわからなかったけれど、女の子がふたりで来ていた。しかも勉強なのか宿題なのかをやっている。店は混雑しているけれど、4人掛けテーブルをふたりで独占し、私たちよりも前に来ていたのにズーと居座り続けていた。「私さ、自慢じゃないけど30点以上取ったことないんだ」と話している。いったいこの子たちの親はどこで何をしているのだろう。
1歳になる孫娘がグズリだした。他のところでも子どもたちの叫び声や泣き声が聞こえる。長女のダンナは「今、ADHD(注意欠陥/他動性障害)が増えていると言われているじゃないですか、この子がそうならないかと心配です」と言い、「水泳大会を見ていても、結局優秀な学校の子はいい成績ですよね。頭がよくてスポーツもできる子が生き残るようにできているんですかね」と言う。私は「心配ありません。ADHDの子もアスペルガーの子も成績がよくてスポーツもできる子も、みんな異常で、みんな障害児なんですよ」と答える。
私たちは、実はみんな障害を抱えて生きている。どこで、どんな風に表れるか、人はそれを分類したがるから、いかにも障害が増えているように思うけれど、人間は生まれた時から本当は障害児なのだ。それをある時は個性と呼び、ある時は障害と読んでいるに過ぎない。今日のテーマはもっと違うものだったはずなのに、子どもの障害の問題になっている。これも痴呆症という障害である。
痴呆症にもいろいろな原因があるのに、その原因を診断できる医師が少ないために、間違った薬が投与されるケースがあるとテレビが報じていた。確かに薬のせいで、おとなしい利用者さんが噛み付いたり手を上げたりする場面を私も見てきた。薬を変えてもらったところ、以前のように優しい人に戻ったケースもある。子どもたちもいろんなケースがあるのに、何か診断して分類しておかないといけないかのようだ。「ヘンで結構。これは個性」とみんなが言える社会の方がいいのではないかと私は思う。