寒い日が続いた。朝晩はまるで冬に逆戻りしたような寒さだった。今日は暖かくなったけれど、やはり夜は寒い。桜はすっかり花びらを落として葉桜になってしまった。ルーフバルコニーで育てたチューリップも強い風に煽られて花びらが傷ついてしまった。そうした中で比較的よいものを選んで切り取り、水を張ったバケツに入れられるだけのチューリップを入れ、以前お手伝いをしたデイサービスに届けた。懐かしい顔が何人か見られた。もう私のことは忘れてしまっているだろうと思ったけれど、ガラス越しに気付いてすぐに声をかけてきてくれた。懐かしい顔の皆さんは元気そうだったから、チューリップを持って行ってよかったなと思った。
人は必ず老いていく、それは防ぎようがないけれど、それでも活き活きと生きている人はたくさんいる。選挙の応援に行った先で、80代の女性が候補者のために毎朝一緒に駅前で立ってくれていた。「大変ではありませんか」と声をかけると、「ちっとも大変じゃーないわよ。毎日が楽しいの」と言われる。候補者のことが好きなだけでなく、人のために自分が役に立っていることが嬉しいようだ。そう、他人に自分が求められていることは大きな意味がある。デイサービスを利用しているような人はもう社会的な価値を失っているように思われがちだけれど、それでも世話好きであったり、物知りであったり、明るくて笑わせてくれるような人は、時間に追われて働いているスタッフに働く意欲を与えてくれる。
究極のところ、人は人によって幸せを感じる。自分が求める人がいる、自分を求める人がいる。そういう関係があれば、人は生きていくことが出来る。80代の女性は、「自分を必要としてくれたことに感謝しているの」と言う。その女性は頼まれれば、「草取りやちょっとした片づけ仕事など何でもするわよ」と出かけているようだ。一緒に歩いたけれど、背筋を伸ばしキビキビと歩く姿はとても80代とは思えなかった。「あのね、歳のことは考えないことよ」と私の方が指摘された。今日が充実した一日であれば、明日はもっとよい日になるようにすればいい。確かに今日は自己満足であったかも知れないが、それならそれでいいではないか。明日は他人のために役立つことをひとつやってみよう、それくらいの気楽な気持ちではいけないだろうか。
素敵な人に「きれいですね」と言ったら、「3回で飽きるわよ」と切り返された。あれ、それって美人は3日で飽きるという意味じゃないの、それとも3回も聞けば飽きると言う意味なのだろうか。でも逆に器量よしは飽きないという。つまり楽しい人は魅力があるということなのだろう。美人だって歳を取る。それでも美人だなあと思える人は何か魅力がある。花は枯れてしまうけれど、人は不思議なことに枯れても魅力的な人がいる。そういう人にならなくちゃーと思いつつもなかなか懐の大きな人になれないなあと反省している。
人は必ず老いていく、それは防ぎようがないけれど、それでも活き活きと生きている人はたくさんいる。選挙の応援に行った先で、80代の女性が候補者のために毎朝一緒に駅前で立ってくれていた。「大変ではありませんか」と声をかけると、「ちっとも大変じゃーないわよ。毎日が楽しいの」と言われる。候補者のことが好きなだけでなく、人のために自分が役に立っていることが嬉しいようだ。そう、他人に自分が求められていることは大きな意味がある。デイサービスを利用しているような人はもう社会的な価値を失っているように思われがちだけれど、それでも世話好きであったり、物知りであったり、明るくて笑わせてくれるような人は、時間に追われて働いているスタッフに働く意欲を与えてくれる。
究極のところ、人は人によって幸せを感じる。自分が求める人がいる、自分を求める人がいる。そういう関係があれば、人は生きていくことが出来る。80代の女性は、「自分を必要としてくれたことに感謝しているの」と言う。その女性は頼まれれば、「草取りやちょっとした片づけ仕事など何でもするわよ」と出かけているようだ。一緒に歩いたけれど、背筋を伸ばしキビキビと歩く姿はとても80代とは思えなかった。「あのね、歳のことは考えないことよ」と私の方が指摘された。今日が充実した一日であれば、明日はもっとよい日になるようにすればいい。確かに今日は自己満足であったかも知れないが、それならそれでいいではないか。明日は他人のために役立つことをひとつやってみよう、それくらいの気楽な気持ちではいけないだろうか。
素敵な人に「きれいですね」と言ったら、「3回で飽きるわよ」と切り返された。あれ、それって美人は3日で飽きるという意味じゃないの、それとも3回も聞けば飽きると言う意味なのだろうか。でも逆に器量よしは飽きないという。つまり楽しい人は魅力があるということなのだろう。美人だって歳を取る。それでも美人だなあと思える人は何か魅力がある。花は枯れてしまうけれど、人は不思議なことに枯れても魅力的な人がいる。そういう人にならなくちゃーと思いつつもなかなか懐の大きな人になれないなあと反省している。