70歳になる友人のカミさんは若々しくて品があり、美しい人だった。一緒に行った友人が「どうしてあんな素敵な人と結婚できたのだろう」と不思議そうに言う。「そういうあなたもとても素敵な人と結婚しているじゃーないですか」と私が言うと、「それはそうですけど、でも不思議だなあー」と言う。隣の芝生がきれいに見えるのと同じで、よそのものはより良く見えるということだろう。その70歳になる友人は「50年位前からの付き合いだから」と言うから、彼のカミさんがまだ10代の頃である。「随分、早熟なふたりだったんですね」と私は感心した。
高校生くらいになれば誰もが異性に関心を持つ。しかし好きだという気持ちがあっても付き合いに発展するケースは稀だ。いいや、そんなことはない、付き合いになっていかない方が珍しいと言う人もいるだろう。周りの環境や置かれた状況による差なのかも知れない。「付き合う」という形もいろいろで、話が出来たり、デートでもすればもう付き合っていると思う人もいるし、特定な人でなければ付き合っているとは言えないと思う人もいる。自分では付き合っているつもりでも、相手は全くそんなつもりはなく合わせているだけということもある。
自分が好きだと相手も自分を好きでなくては気に入らない人がいる。好きな女性にネックレスをプレゼントした友人は、彼女がデートの時にそのネックレスをしているかを気にする。また、彼女が他の男性に親しく話しでもしていると無性に腹を立てる。彼は結婚していて、彼女は離婚しているのにもかかわらずである。人一倍嫉妬深い人はそれだけ愛情が深いという解釈も成り立つが、がんじがらめにしておかないと不安で仕方がないのかも知れない。そういう異性に恋されたならば、それを嬉しいと思う人もいるし、鬱陶しいと思う人もいる。自分と相手との相性がピッタリ合えば、それで他人がどうこう言うことではないだろう。
話は戻るが、70歳の友人はどちらか言えば落ち着きのないタイプで、常にマイペースなのだけれど、自分では人に気を遣いすぎていると思っている。彼のカミさんは、ほんの一言二言しか話していないのであくまでも憶測だけれど、友人とは正反対で落ち着きがあり、客観的に物事が見られる割に厳しく好き嫌いを判断できるようだ。芸能に関心がない友人と違って文芸に造詣が深い。夫婦は同じ方向を向いている方がよいと言う人もいるが、友人夫婦のように真反対の方がかえってうまくいくと言う人もいる。つまり、うまくいっているならばどんな組み合わせでもいいということだろう。
たとえ、うまくいっていないと思ったとしても、どうすることも出来ないのであれば、うまくいっている振りを続けていけば常態化していくものなのだろう。朝日新聞の土曜日版が2週にわたって、「いま恋してますか?」を特集していた。友人の娘さんで30代の主婦がこの新聞を読んだ感想を話してくれたので、またいつかネタに取り上げようと思っている。
高校生くらいになれば誰もが異性に関心を持つ。しかし好きだという気持ちがあっても付き合いに発展するケースは稀だ。いいや、そんなことはない、付き合いになっていかない方が珍しいと言う人もいるだろう。周りの環境や置かれた状況による差なのかも知れない。「付き合う」という形もいろいろで、話が出来たり、デートでもすればもう付き合っていると思う人もいるし、特定な人でなければ付き合っているとは言えないと思う人もいる。自分では付き合っているつもりでも、相手は全くそんなつもりはなく合わせているだけということもある。
自分が好きだと相手も自分を好きでなくては気に入らない人がいる。好きな女性にネックレスをプレゼントした友人は、彼女がデートの時にそのネックレスをしているかを気にする。また、彼女が他の男性に親しく話しでもしていると無性に腹を立てる。彼は結婚していて、彼女は離婚しているのにもかかわらずである。人一倍嫉妬深い人はそれだけ愛情が深いという解釈も成り立つが、がんじがらめにしておかないと不安で仕方がないのかも知れない。そういう異性に恋されたならば、それを嬉しいと思う人もいるし、鬱陶しいと思う人もいる。自分と相手との相性がピッタリ合えば、それで他人がどうこう言うことではないだろう。
話は戻るが、70歳の友人はどちらか言えば落ち着きのないタイプで、常にマイペースなのだけれど、自分では人に気を遣いすぎていると思っている。彼のカミさんは、ほんの一言二言しか話していないのであくまでも憶測だけれど、友人とは正反対で落ち着きがあり、客観的に物事が見られる割に厳しく好き嫌いを判断できるようだ。芸能に関心がない友人と違って文芸に造詣が深い。夫婦は同じ方向を向いている方がよいと言う人もいるが、友人夫婦のように真反対の方がかえってうまくいくと言う人もいる。つまり、うまくいっているならばどんな組み合わせでもいいということだろう。
たとえ、うまくいっていないと思ったとしても、どうすることも出来ないのであれば、うまくいっている振りを続けていけば常態化していくものなのだろう。朝日新聞の土曜日版が2週にわたって、「いま恋してますか?」を特集していた。友人の娘さんで30代の主婦がこの新聞を読んだ感想を話してくれたので、またいつかネタに取り上げようと思っている。