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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

楽天の初優勝を見る

2013年11月04日 18時45分03秒 | Weblog

 プロ野球日本シリーズを見た。前日に田中投手が投げて負けた時は、やはり野球は巨人かと思った。いくら「ガンバロウ東北」と震災後のスローガンを掲げても、実力は巨人の方がはるかに勝る。現実は厳しい。それなのに昨日の試合はなぜか一段と雰囲気が違っていた。巨人の選手にとってはとてもやりにくかったと思う。美馬投手は思ったところに玉が決まっていたから、安心してみていることが出来た。

 美馬投手に代わった則本投手も素晴しいピッチングだった。それに対して巨人は、先発の杉内投手、続く沢村投手も不安定な投球だった。それにしても9回に田中投手が登場するとは驚いた。既に7回からブルペンで投球練習を全力で行なっていると報じられていたし、宮城球場のファンの多くが田中投手を待っていることはよく分かった。星野監督のことだからきっと投げさせるだろうと私も思った。

 それでも田中投手の登場は、9回2アウトとなってからだろうと思っていた。前日に160球投げ、しかも2桁安打されている。点差は3点だ。塁上に2人いてホームランが出ればたちまち同点である。前日に続いて、またしても負け投手になることだけは避けたい。ところが9回の初めからファンの大声援を受けて登場した。本当に大丈夫か、投げられるのか。最初のバッター村田選手にヒットを打たれる。やはり前日同様にまたしても悪夢を見るのかと心配になった。

 次は田中投手のおかげで調子が戻った坂本選手である。少年野球チームでバッテリを組んでいた友だちだ。ところが呆気なく空振りで仕留めた。やれやれと思ったらロペス選手に安打され、塁上に2人となった。どう見ても前日の疲れが溜まっている。そう思ったけれど、田中投手は「神様、仏様、田中様」と言われるだけのことがある。ハラハラしたけれど、結局はゼロに抑えて楽天の初優勝となった。

 昔、中日と巨人の乱闘騒ぎの際に、星野監督が王監督にケリをいれたところをテレビで見て、嫌いになった。けれど楽天の采配を見ると、なかなか選手の使い方はうまいようだ。ドラフト2位の則本選手を大投手に育てているし、他球団では芽の出なかった選手が楽天で大活躍している。今年、仙台に赴任したダンナと共に仙台市民となった次女は、巨人ファンから楽天ファンに変わったようだ。引越した年に楽天が日本一になり、「縁起がいいわね」とカミさんは喜んでいる。

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