goo blog サービス終了のお知らせ 

友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

法務局へ行ってきた

2013年11月13日 18時00分08秒 | Weblog

 写真では分かりづらいけれど、西の空は寒々としている。朝晩は身を切るような寒さになった。法務局にNPO役員の変更届を持っていった。受付でその旨を伝えると、「相談窓口で書類に不備がないかおたずねください」と言う。それはありがたいことだと思って相談室に行くと、かなり混んでいた。順番が来て中に入る。若い女性だった。私の下の娘よりもちょっと若いのかなと思われる年齢だ。

 持ってきた書類を出して見てもらう。「法律の改正に伴う書類の提出はしていますか?」と彼女は困ったように聞く。法務局に電話した時、「ホームページは見ましたかと聞かれ、見ていないと答えると、見てから分からない点をたずねてくださいと言われました。ホームページは見たけれど、分からない。分かった範囲で持って来ました」と答える。その女性はもっと困った表情になり、紙になにやら年度の数字を書き込み、「ご自分で書類を出されますか?」と聞く。

 分からないので、「はぁ?」と尋ねると、「少なくとも4・5回足を運んでいただくことになります。それですめばいいのですが」と気の毒がる。書類は自分で出すものだと思っていた。色の白い女性で、彼女の指はもうあかぎれで、痛々しかった。高校の1年後輩に、彼女と同じように白い手があかぎれで血が出ていた女の子がいた。あの時見た手と同じだなあと思った。食器洗いで手が痛むだろう、そんなことを思った。

 「分かりました。司法書士に任せた方がいいですね」と答えると、表情が少し柔らかくなった。彼女が一生懸命でしてくれた説明事態が分からない。分からないというよりも、国が法律を変更したのなら、なぜ個々のNPOにそれを伝えないのか、いやきっと何がしかの手紙が来ていたのだろうけれど、それを読み解けなかった私の理解力に腹が立った。専門家に任せる方が賢明と思った。

 それにしても、今日の法務局の受付嬢も、相談窓口の女性も、この後で行った愛知NPOプラザの女性も、みんな優しい人でよかった。いつか行った時は、こんなことも分からないのかと馬鹿にされ、注意を受け、やり直しを命じられた。高飛車な役人には腹が立つが、今日の女性たちのようにこちらの身になって心配してくれるのは嬉しい。NPO法人もA級、B級、C級くらいに分けて、私たちのような素人でもやっていけるような制度にして欲しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする