友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

中学生の投稿に賛成する

2014年09月14日 17時28分15秒 | Weblog

 昨日、長女たちと昼食を一緒にして店を出てきた時、5歳の孫娘が「パパ、見て、雲がいっぱいだよ」と言う。見上げると、真っ青な空に、綿をちぎったような真っ白い雲がたくさん浮かんでいた。それは絵のように美しかった。私は5歳の孫娘が、この光景を喜び、関心を持ったことに大きく感激した。美しいものを見る目が孫娘に備わっていることが嬉しかった。

 相撲で負けて泣いたり、大人たちの話が自分のことでなくなるとわざと存在を示したり、やんちゃなところはまだまだあるけれど、少しずつ大人に向かっている。今日は仙台の次女の家にいるが、そこには生後4ヶ月のいとこがいる。家では自分が中心なのに、ここではみんなが赤ん坊に話しかける。大好きな母親も姉も、自分よりも赤ん坊ばかり見ている。20歳の姉が赤ん坊のオムツを取り替えるのを、5歳の孫娘は真剣な顔で見ていたそうだ。

 私はまだ、お姉ちゃんのようにこの子を抱くことも出来ないし、オムツを替えてあげることはできないが、きっといつか出来るようになる。そんな顔で眺めていたようだ。次女の娘である4ヶ月の孫娘は急に人が多くなり、母親に代わっていろいろ世話をしてくれることを心配そうに、そして興味深く、ジッと見ているという。女性たちはこんなに小さな時から寛容なのだ。

 オバマ大統領がイラク北部を支配する「イスラム国」を空爆で壊滅へ追い込むと言い、空爆の範囲をシリアへも広げたいようだ。先日の中日新聞に、12歳の日進市の中学生の投稿が載っていた。「私は、人の首を切るというような手段で自分の主義や主張を訴えることは、いかなる理由があろうとも許されないことだと思う。しかし、イスラムの抱える苦しみを知りもしない私に安易な批判ができるのかと問われると、言葉につまる。急進的イスラム主義の活動の取り締まりは必要だろうが、どうかイスラム主義の人たちの言論の自由がなくならないよう祈りたい」。

 全く同感だ。無差別テロを弾劾するのに、空爆という無差別テロを行なう矛盾を、オバマ大統領はどう説明するのか。投稿した中学生くらいの洞察力と人としての基本的な立場を、全ての政治家に持ってもらいたいと思う。孫娘たちの未来のためにも。

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