イチローが3000安打を達成した次の試合で打席に向かおうとした時、スタンドから大きな拍手が沸き起こり鳴りやまなかった。相手チームの捕手はすぐにプレイに入らず、イチローがスタンドに向かってヘルメットを脱いで応えるのを4歩か5歩下がって見守った。このヤンキースの捕手はイチローのファンだった。
リオ五輪の体操男子個人総合で、内村航平選手が最後の鉄棒で高得点を出し奇跡の大逆転を成し遂げて2連覇した。その後の記者会見で、どこの記者か知らないが、「審判員に好かれているのか?」と心無い質問が向けられた。内村選手は「どんな選手にも公平にジャッジされている」と答えた。逆転されて2位となったウクライナの選手は、内村選手を体操界の伝説の人だと評価し、「今の質問は無駄だと思う」と切り返した。
ヤンキースの捕手の行為も、ウクライナの選手の記者に対する切り返しも、スポーツ選手の爽やかな思いやりが出ていて心打たれた。高校野球では負けたチームに勝ったチームの応援団が惜しみない拍手を送る。一生懸命で頑張ったのだから称えてあげるのがスポーツの心だ。相手チームを罵ったり、挙句の果てに乱闘騒ぎを起こすようなファンは本当のファンではない。
NHKテレビの気象予報のお嬢さんが、全国も東海地方も4月から変わった。ふたりとも目が異常に大きくて頭もでかく、背が低そうで田舎っぽい雰囲気がある。助平なオジサンたちは気象予報士のお嬢さんが短いスカートで解説してくれるのを楽しみにしているのだ。「イマイチだ」と言っていた人が、「最近、きれいになってきていないか」と言うようになった。カミさんが「女性は見られていると思うときれいになるものよ」と教えてくれた。
テレビにこういう見方があったのかと感心するが、オジサンたちの公平(?)なジャッジはコロコロ変わるから当てにならないものの、私も「きれいになってきた」と思う。さて、明日はカミさんの実家へお参りに行くのでブログは休みます。