友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

同じ人が長期に務めれば、必ずよどみが生まれる

2018年03月14日 18時56分54秒 | Weblog

  風もなく暖かかったので、ルーフバルコニーでアジサイなどの手入れをした。しばらくすると、クシャミが出て止まらなくなった。目がショボショボして涙が流れる。今日は外での作業が続いたので、クシャミも鼻水も続いている。「若いから反応する。歳を取れば花粉症にならなくなる」と、薬局の人は言っていたけど、なぜなのか一向に治らない。

 財務省の「書き換え問題」がテレビを独占している。官僚の「忖度」は不治の病だ。残念ながら人の心の動きはどこも同じで、長く権力の座に就いていれば必ず「驕り」が生まれてくる。安倍首相の答弁を聞いているとよく分かる。「真摯に受け止め、しっかりと調査し、丁寧に分かりやすく説明する」と毎回言われるが、そこに誠意は感じられない。

 至学館大学レスリング部の栄監督の講演を聞いたことがあるが、真面目な人という印象だった。多くのメダリストを育て上げたのだから、その手腕は大したものだと感心する。ところが今、「パワハラ問題」を突きつけられている。すると、「私もパワハラを受けた」と名乗り出る人もいる。栄監督は「身に覚えがない」のだろうが、被害を受けた者は心の奥深く刻み込まれている。

 私の住むマンションは自主管理を40年以上続けている。自治会が管理事務所の職員を雇用して日常の業務を維持し、修繕の業者は自治会が選定している。自治会の広報を見ると、来年度も会長は同じ人が継続して務めるようだ。これまでに例のない長期となる。こうなると誰も会長に逆らえないから、会長に言わせると「頼りない連中」ばかりとなる。

 私の住む市の市長は77歳だから、今度、当選すれば在任中に80歳を超える。町長を3期務め、市長も3期目で、職員となって58年間役所にいる。市長より古い職員はひとりもいない。権力の座に長く同じ人が座り続ければ、どんなに「人柄がよい」人でも「よどみ」が生まれてくる。交代することで一時的な停滞があっても、それは次への糧になる。

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