友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

天候だけでなく、人間社会も異常なのかも

2018年03月23日 18時07分13秒 | Weblog

 東京では桜が開花したのに、雪降りになった。こちらも今日は強い風が吹いていて、日差しがあるのに寒さを感じる。春はこんなに天候不順だったのかと思うほど、天気が変化し寒暖の差が大きい。人の世の無常さに比べ、政治は安倍首相の一強支配と言われてきた。それがここに来て怪しくなってきた。

 前川喜平さんの講演に対して文科省が質問項目を名古屋市教育委委員会に送ってきたことを3月16日のブログに書いたが、それは自民党文科部会の議員から問い合わせがあったからだと判明した。議員から話を聞いて、質問項目を送りつけてきた文科省の官僚はなぜ、「それは教育への介入になります」と拒否できなかったのだろう。

 自民党議員は「法令に準拠していたのかを問うただけ」と言うが、法令に準拠した授業とそうでない授業を区別できる知識があると思えない。そもそも個々の教育の内容に口出しすることは、「教育への不当な介入」に当たるという認識に欠けている。議員が言えば、何でも通ると思っているようだ。だから、驚くと共に怖い。

 自民党が憲法9条の改憲案のまとめに入っている。昨年の憲法記念日だったかに、安倍首相が憲法に自衛隊を明記する改憲を2020年に実現したいと言い出した。これまでの自民党の改憲案は9条を無くして、自衛隊を国防軍と定めるものだっただけに、9条を残したまま自衛隊を憲法に位置付けることには驚いたが、これまでの自民党政権が主張してきたことを憲法に書き込むという訳である。

 自衛のための最低限の戦力の保持を認めた以上やってくる当然の帰結である。いつの時代もどこの国も、この自衛権こそが戦争の口実である。ロシアでプーチン氏が圧勝した。政治は「悪い人」が行うというのがロシア人の考えだと新聞にあった。そう言われてみると、どこの国も同じ気がするから、天候だけでなく、人間社会が異常なのかも知れない。



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