友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ジジババになっても高校時代と変わらない卒業生

2018年03月28日 18時43分07秒 | Weblog

  埼玉県に住む卒業生から電話があった。先月の26日に、私がブログで『あまりにも早い旅立ち』と題して、卒業生が亡くなったことを書いたのを読んで、「あれって」と電話をくれた。それで、彼女が我が家にやって来て話してくれた一部始終を伝えた。ブログでは書き切れなかった、飲み屋街の店主や従業員そして会社の部下や取引先の人たちなど、「皆さんから慕われていた」ことも話した。

 亡くなったダンナも彼女も彼の同級生だから、「読んですぐピーンときた」と言う。私が「もし、機会があれば顔を出してやって」と言うと、「ウン、そうする」と言う。高校の時から友だち思いの男だった。それで今日、「彼女に会ってきた」と言う電話だった。彼のカミさんは籐で籠などの作品を作っているが、その「作品展の話をしたら、見たい」と彼女が言い、「籐工芸に興味あるみたいだったから、ウチのカミさんと話が合うかも」と言う。

 家に引き籠っているようでは心配だから、何か夢中になれるものが見つかるといい。彼女もいいセンスをしていたから、きっといい作品を作るだろう。「声をかけられる同級生には知らせて、香典を持って行った。3年間も一緒にいたから皆兄弟みたいな気がして、放っておけないもん」と言う。みんな個性的でいいクラスだった。美術クラブの連中とは合宿で高原へ出かけたこともあるし、8ミリ映写機でアニメも作った。

 「先生とこのチューリップ、今年が最後だからみんな見に行くようにと言っておくわ」と言う。そうか、私のブログを見ていてくれていると思うと嬉しくなる。先回が還暦のクラス会だったから、彼らもすっかりジジババである。それでもつい「卒業生の子」と言ってしまう。「先生より先に逝かないでくれよ」と呼びかけておこう。

コメント (3)
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