友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

タブレットを放さない小2の孫娘

2018年03月04日 17時51分45秒 | Weblog

 小2の孫娘のお守りはなかなか難しい。既に独特の価値観があって、ジジババの言うことに関心が無い。スパーへ買い物に行った時も、ついてくることもなく、車の中でタブレットを見ている。「ひな祭りのケーキを買おうか」とケーキ屋さんに寄っても、「いらない」と言って車から降りようとしない。我が家に着いても、タブレットから目を離すことがない。

 「何を見ているの?」と聞くと、「ユーチューブ」と答えてくれるが、ユーチューブって何なのかが私には分からない。「面白いの?」と聞いても、何も答えることなく見続けている。以前は「お笑いの人になる」と言っていたが、最近は「デザイナーになる」と変わった。「デザイナーって何するの?」と聞くと、「お店や洋服や、いろんなものを作るの」と言う。「それは大変だね。どういう勉強をするの?」と聞くと、今度は無視だ。

 私があげたスケッチブックに何やらぎっしり描いているようだが、私には見せてくれなかった。とにかく好きなことに関心があり、ひたすらスケッチブックを活用しているようだから、無駄にはなっていない。子どもの才能、多分、誰も自分のことは分からない。好きなこと、やりたいことをやらせてあげる。そうするうちに、自分で何かをつかむようなら、親としては充分に役割を果たしたと思う。

 今、5割が大学に進学する。もう、大学に入れば将来が保証された時代ではない。働いている人の6割が非正規労働者という。大学生は売り手至上などと言われているが、本当に恵まれた就職先へ行く人は僅かでしかない。就職先が決まらず大学院に行く学生が増えているが、院生の就職はもっと難しくなっていると大学の関係者が教えてくれた。将来に希望を持たない若者が多くなったと言うが、どうしてそんな社会になってしまったのだろう。

 小2の孫娘が社会人となる頃は、どんな社会になっているのだろう。孫娘はデザイナーになっているのだろうか、それともお笑いの人なのか、はたまた普通にお母さんになる道を歩んでいるのだろうか。カミさんが用意した料理を「美味しい」と言って食べてくれたが、どんな女の子に成長していくのだろう。

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