友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

公共施設

2019年03月12日 17時32分39秒 | Weblog

  4月7日(日)に開く『メモリアルコンサート』のチラシを掲示してもらうために、公共施設に持って行った。随分と積極的に受け入れてくれたので、逆にビックリした。以前は、市が後援していないものはダメとか、いろいろ制約があった気がする。市民が主催する入場無料のもので、怪しいものでなければ、掲示を許可するようになった。

 私が議員になった時、「公共の福祉に反するもの」や「宗教活動や政治活動」には利用させないという規則が提示されたことがあった。公共施設だからこそ、何人に対しても開かれているべきで、宗教や政治を排除すべきではないと反対したが、保守系議員に数で負けた。制限を設けて、異なる意見や活動を排除する、行政の悪しき伝統が変わりつつあるのかも知れない。

 ところが、改修の終わった愛知県美術館は、使用制限が厳しくなっているようだ。入場者の安全を優先するのは当然だろうが、表現者の自由もまた確保されなくてはならない。管理者が使いよい会館で意味がない。美術団体が増えたこともあって、県美術館はなかなか使えないからか、管理者側からの制限を受け入れなくては展示の機会を失ってしまう。

 公共施設の管理者としては、より多くの人々に使いやすい施設にするよりも、何事も無く運営できる施設の方がよいのだろうが、私には本末転倒に思えてしまう。表現者はより多くの人々に、観てもらいたい聞いてもらいたいと必死で努力する。それが、管理者側に対する批判であったり、社会通念への反旗であったとしても、受け入れて欲しいと思う。

 人が変われば、街が変わる、社会が変わる。そうした変化のさきがけが芸術だと私は思う。3・11東北大震災の特集番組を見ながらそう思った。『メモリアルコンサート』は4月7日、北名古屋市文化勤労会館大ホール。開場は午後2時半、開演は午後3時。入場無料です。

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