NHKがテレビと同じ番組をインターネットでも流す、常時同時配信を行うという。テレビを見ない若者が増えているからなのか、受信料を払っていない人には画面を遮断するとか、警告を表示することも検討されているようだ。これでは新たな受信料の増設ではないか。
私は、NHKが公共放送であるなら、民放がやっているような番組は無い方がいいと考える。もっと言うなら、ニュースとか民放では取り組まないドキュメンタリーとかに限定すれば、経費も節約できるだろう。大河ドラマも朝ドラも、もう少しいい脚本家や演出家に替えることもできる。
民放と張り合う必要はないし、公共放送のNHKらしさを前面に出して欲しいと思う。国民から受信料を徴収し、使い道に困っているなら、いや絶対に困っているはずだから、受信料は値下げすべきだ。民放とダブらない番組作りこそが公共放送の使命だ。
今日は天気もよく、一日中ルーフバルコニーでバラの鉢の土を入れ替えた。腰が少々痛い。明日は花粉症の症状が出るのではないかと心配になるが、頑張って作業しないとすぐに暖かくなってしまう。見事なバラを咲かせるのは、やはり土の入れ替えが大事だ。
ひとり黙々と作業していると、いつか妄想の世界に入り込んでいる。初恋の人から電話があり、息子が美大を受験したいと言っているから「相談に乗って欲しい」と言ってきたのは40代の後半だったと思う。指定された日時に彼女の家へ出かけて行った。
家には彼女がひとり居るだけだった。私は真剣に受験の方法やその準備を話した。「お昼を食べよう」と彼女のドライブで出かけたが、私は息子さんの将来のことを心配していた。4月になって、「どうだった?」と電話してみると、全く違う経済学部を受験し、「合格した」と言う。
いったい彼女は何のために私を呼び出したのだろう。何も気が付かない鈍感な私だった。