友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

最近のテレビドラマ

2019年03月14日 18時21分22秒 | Weblog

  「最近のテレビは面白くないねえ」と言う。そんなことを言うのはたいてい年寄りだ。NHKも民放もどのあたりの年齢層を狙って番組作りをしているのだろう。国民から受信料を徴収しているNHKには、本当に腹が立つ。ロクな番組も無いのに、総合・Eテレ・BS1・BSプレミアム・BS4K・BS8Kと6局も持っている。毎度言うが、受信料を使うためとしか思えない。

 NHK朝ドラは時計代わりで見ているが、誠に詰らない。その主演者が、今度は大河ドラマの主人公を演じるという。怒鳴り声ばかりで、演技に魅力を感じない。脇役の松坂慶子さんが居なければ、全く面白くないドラマだ。今、放映されているドラマで興味を抱いたのは、日曜日の『グッドワイフ』、火曜日の『後妻業』、木曜日の『ハケン占い師アタル』の3本で、いずれも民放が制作している。

 3本に共通するのは、人間とは何かを問うていることだろう。『グッドワイフ』も『後妻業』も、夫婦というか、男と女の難しさを描いている。連れ添って生きていきたい、愛し合って暮らしていきたい、しかし、現実は落とし穴ばかりがある。『ハケン占い師アタル』も人間の弱さに迫り、セリフが見事だ。どのドラマを観ても、人間が抱える宿命の深さにやり切れなくて、無理なことは分かっているのに、どこかに解決策はないのかと思ってしまう。

 聖書に、キリストたちがある家を訪れる場面がある(ルカ第10章38から42)。姉はキリストらを迎えるためにせわしく働いているが、妹はキリストの足元に座って話を聞いている。姉はキリストに、一緒になって姉を助けるように言ってくれと頼む。するとキリストは姉に向かって、「あなたは多くのことに思い煩って気を乱しています。必要なのはわずかなもの、というより1つでだけです。妹は良いものをえらんだのです」と答えている。

 何とも不公平な気がするが、キリストの言うことが正しいのであれば、人は自分の気持ちに忠実であればいいのかも知れない。

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