「同年の集い」の幹事会の後、写真と会計報告書と私がかかわっている『メモリアルコンサート」』のチラシを封筒に入れ、皆さんのところへ配って回った。中には、「わざわざ持って来てくれてありがとう。ブロッコリーとほうれん草があるから持って行って」と、土産までいただいた。男性は家に居る確率が高いが、女性は滅多にいない。それだけ、女性たちの方が地域とのつながりが深いようだ。
大きな農家に嫁いだ家では、立派な庭の樹木や岩に何やらしるしが付けてある。相続税対策のため、庭を削って「アパートを建てるため」と言う。かなり大きない立派な岩なのに、移動させると費用が掛かるので、ドリルで砕くのだと言う。ずいぶん金をかけて、先代が庭を造っただろうに、「税金がかかってくるから」と言う。見るとツバキがかなりある。「ダンナが好きで、100本はある。1本、持って行かん」と言う。私もツバキは好きだが、マンション暮らしでは今ある1鉢で充分だ。
今日はどこへ行っても、お墓の話が続いた。亡くなった人の実家は静岡にあるから、宗派は違うが墓を身近な寺に作りたいとか、全く身寄りがない人だったので遺骨は無縁墓地に埋葬するつもりでいたが、遠い親戚が引き取ってくれることになったとか、そして現在80歳の人の父親は「墓は造るな」と言い残して亡くなったとか、気の重い話ばかりだった。思えば、私も4月には75歳になる。当然と言えば、当然の話なのかも知れない。
それでも最後に、『メモリアルコンサート』のチラシを、10日に演奏会を開くシティ管弦楽団に持って行った時、コンサートミストレスの女性に出会い、彼女の娘さんを紹介してもらった。東京芸大の学生でハープ奏者だという。母親はヴァイオリン、娘はハープ、血は受け継がれていくようだ。いいなぁー、若い人が楽団に加わってくれると、何故か未来が明るい気がしてしまう。10日のチケットは買ってあるから、演奏会が楽しみだ。
明日は、「スイスワインの会」に誘われているので、ブログは休みます。