夜になっても暑苦しい。窓を全開にしておけば結構涼しいのでまだ、昼も夜もエアコンは使っていない。いつでも使えるように掃除はしたが、エアコンがなければ死にそうというほどの暑さではない。そればかりか、夜に冷たい風で目が覚め、慌てて窓を閉めたこともある。ぐっすり眠っているつもりでも、眠れていないのか昼食後はとても眠くなる。
大学生の孫娘を駅で拾い、小1の孫娘の誕生祝を買いにイオンモールに出かけた。平日なのに随分な人出だ。小1の孫娘のリクエストは、雨傘・カッパ・長くつの3点セットで色は紫という。小1で紫色は不似合いだなと思ったが、幸いにもと言うか、不幸にも紫色の物がなかったので、可愛い赤色の物にした。これくらい目立つ方が交通事故のことを考えると適している。
大学生の孫娘は8月生まれだから、「早めのプレゼント」と言うことで、彼女が欲しい品物を探して回る。「デフレからの脱却」と言われているが、確かに品物はどれも驚くほど安い。サマーバーゲンで20から70%OFFの張り紙が出ている。ブラウスが1500円で売られていたが、よく見ると2枚での値段だった。どこの店も驚くほど安い。
気楽に買える品物が多いことは消費者にはありがたい。デフレでいいじゃーないかと思うが、こんなに安いと企業としては儲けは少ないだろう。企業は儲けを留保しておきたいから、働く者に金を回そうとはしない。だから給料はなかなか上がらない。大学生の孫娘の知り合いの男性も給料が上がらないので、「もっといいところに転職しようかな」と言っているそうだ。
「彼を引き抜いてくれる会社があるの?」と聞くと、「ハローワークで探すみたい。でも、前の会社をどうして辞めたのかと必ず聞かれるわよ。今の会社が楽しいなら続けてもいいのではと話した」と言う。彼は結婚したい女性がいるようだが、今の給料では生活できないからもっといいところに移りたいのだ。果たしてそんな職場があるのだろうか。
この若者たちはどういう候補者に、いやどの政党に、1票を入れるのだろう。