風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

真央ちゃん現役続行

2015-05-25 23:30:28 | スポーツ・芸能好き
 週末のニュース解説番組を見ていて、あらためて、真央ちゃんは人気があるなあ・・・と感心させられました。現役続行を表明したのはちょうど一週間前のことで、翌19日、在京の4つのスポーツ紙は一面トップで報じたそうです。「9月復帰へ『突き進む』真央」(スポーツ報知)、「真央4%の挑戦」(日刊スポーツ)、「『100%復帰。もう大丈夫』真央」(スポニチ)、「『試合が恋しくなった』真央復帰します」(東京中日スポーツ)・・・。3月に佐藤コーチに相談し、既に5月から練習を再開しているそうです。遅ればせながらの真央ちゃん賛歌です。
 人気の秘密の第一は、彼女の愛くるしさにあることに異論を唱える人はいないでしょう。不思議なことに「国民的アイドル」とか「隣の真央ちゃん」などと、“軽いノリ”の形容をされることはありませが、誰もが心の中でそう思っていて、それでいて、おいそれと口にできない、ある種の神々しさ!?を感じさせて、人柄そのままの、けれんみのない満面の笑顔を見ていると、ひとしきり幸せな気分に浸ることが出来ます。
 そんな愛くるしい真央ちゃんが、キム・ヨナのように勝ちに行く(まるでそれは売れてナンボのサムスンの携帯のように)でなく、飽くまで高度な技術に挑み続ける(いわば損を覚悟のソニーやシャープのように技術好きの心を揺さぶる)健気さが、日本人の心を打ちます。そのギャップが驚きを通り越して感動を呼び、世界中から愛される所以でしょう。一年前、ソチ・オリンピックで6位に沈んだ失意から3月の世界選手権では一転見事な復活・優勝を遂げたとき、韓国では「浅田選手が優勝できたのはソチ・オリンピック銀メダリストのキム・ヨナが引退して参加しなかったから」だとか「日本での開催のため不正に加点された可能性もある」などと報じられて、日本だけでなくあの中国でも「韓国人には吐き気がする」「みんな韓国人が大嫌い」などと韓国批判でヒートアップしたことを思い出します。今回も韓国では「実力が全然ダメな割りに扱いは大きい」とか「復帰しても実力不足で後悔するだろう」などと心無い書き込みがあったのに対して、海外のネットユーザーは概ね復帰を歓迎しているようです。
 もう一つオマケで、真央ちゃん人気を支えることとして、お年頃なのに浮いた噂!?の一つもないことを挙げることが出来るでしょう。世話しなくて大丈夫かね・・・なんて思わせるところが、オジサン&オバサン心を揺さぶります。
 今回の決断に至った経緯について、真央ちゃんはこう語りました。「休養発表してから1年間、休養してきた。自然と試合が恋しくなり、試合でいい演技ができたときの達成感を感じたいと思ったのも一つの理由。それだけではないが、今は試合に出場できる状態にもっていくために練習している」。実は私も、3月の横浜マラソン以来、ぷっつり走るのを止めて、走りたくてうずうずするほど気持ちが自然に昂ぶるのを待っている状態で、まあ真央ちゃんと比べるなどオコガマシイのですが、その気持ちはよ~く分かるのでした。世界で活躍するスケーターとして、世界女王エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)は18歳でトリプル・アクセルを成功させており、1990年9月25日生まれの真央ちゃんはもうすぐ25歳、一年のブランクもあって、道のりは険しいですが、もうひと花咲かせて欲しいと、心から思います。
コメント
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