かつて週刊文春に「萬流コピー塾」という名物コーナーがあって、私も学生時代に何度か応募したことがある(が、一度も採用されなかった 笑)。その塾長のコピーライター・糸井重里さんは「無念、屈辱、唖然の3試合。明日は気絶するのか?」と投稿された。さすが塾長、お見事。まさに崖っぷちである(苦笑)。
第三戦も、ソフトバンクは4-0で巨人を圧倒し、2018年の第3戦以来3年越しの日本シリーズ連勝記録を11に伸ばした。他方、巨人は日本シリーズ8連敗。ついでに、セ・リーグのチームとして、日本シリーズでのパのホームゲームで18連敗、DH制の試合で20連敗。もはやひとり巨人の問題ではなく、セ・リーグの意地がかかっている(笑)。
そんな中、巨人の先発サンチェスは、強力打線を相手に強気の内角攻めで7回途中まで3失点と好投した。初戦・第二戦で打者として唯一、気を吐いたウィーラーといい、外人選手に救われている。このあたりこそ今の巨人の雰囲気をよく伝えるものだろう。
それにしても・・・投手がそれなりに頑張っても、打てない。今シリーズは計89打数10安打の打率1割1分2厘という貧打である。ソフトバンクの投手が良いのだろう。150キロ台の直球でごりごり押してくるパワー・ピッチャーとの対戦で揉まれるパ・リーグ野球が、かつて巨人にも在籍した谷佳知氏に言わせれば「次はカーブ」とか配球を読みながら甘い球を待つセ・リーグの野球を圧倒しているのも分かる。それにしても、である。とりわけ今日の試合は9回2死まで継投によるノーヒット・ノーランという体たらくだった。
その崖っぷちを辛うじて救ったのは、「逆シリーズ男」とまで呼ばれる丸だった。個人的には広島時代を含めて5年連続リーグ優勝を経験しながら、なかなか日本一に手が届かない。周囲の期待が高いだけに、この日本シリーズでも打撃不振で、スケープゴートにされているところがある(苦笑)。今シリーズ初戦の4回無死一・二塁の場面でショートゴロの併殺に倒れたとき、駆け抜ける丸の足がファースト中村晃の足を蹴る形となって、ネットが大荒れとなったのは、象徴的なシーンだった。翌日の試合前に工藤監督と中村に謝罪を入れるに至ったが、何事も真面目で、野球に対して常に真摯に取り組む丸のこと、本来、その場で謝罪があって然るべきだったと思う。このあたりも、今の巨人の雰囲気を伝えるものではないだろうか。
この、巨人を覆っている何とも言えない、ど~んよりした閉塞感を何とかして欲しい(笑)。それが出来るのは主軸打者しかいない。とにかく打つべき人がしっかり打たないことには突破口は開けないように思う。ダルビッシュは、「ソフトバンクが圧倒的な2連勝をしたからか、日本シリーズが終わったかのようなツイートをよく見るのですが、まだ2試合しかしていないからわからないよね」と言ってくれていたが、まだ3試合しか終わっていない(などと強がっても、空虚に響くだけだが 笑)。三日続けて、同じ言葉で締め括りたい・・・とにかく、意地を見せて欲しいものだ。
第三戦も、ソフトバンクは4-0で巨人を圧倒し、2018年の第3戦以来3年越しの日本シリーズ連勝記録を11に伸ばした。他方、巨人は日本シリーズ8連敗。ついでに、セ・リーグのチームとして、日本シリーズでのパのホームゲームで18連敗、DH制の試合で20連敗。もはやひとり巨人の問題ではなく、セ・リーグの意地がかかっている(笑)。
そんな中、巨人の先発サンチェスは、強力打線を相手に強気の内角攻めで7回途中まで3失点と好投した。初戦・第二戦で打者として唯一、気を吐いたウィーラーといい、外人選手に救われている。このあたりこそ今の巨人の雰囲気をよく伝えるものだろう。
それにしても・・・投手がそれなりに頑張っても、打てない。今シリーズは計89打数10安打の打率1割1分2厘という貧打である。ソフトバンクの投手が良いのだろう。150キロ台の直球でごりごり押してくるパワー・ピッチャーとの対戦で揉まれるパ・リーグ野球が、かつて巨人にも在籍した谷佳知氏に言わせれば「次はカーブ」とか配球を読みながら甘い球を待つセ・リーグの野球を圧倒しているのも分かる。それにしても、である。とりわけ今日の試合は9回2死まで継投によるノーヒット・ノーランという体たらくだった。
その崖っぷちを辛うじて救ったのは、「逆シリーズ男」とまで呼ばれる丸だった。個人的には広島時代を含めて5年連続リーグ優勝を経験しながら、なかなか日本一に手が届かない。周囲の期待が高いだけに、この日本シリーズでも打撃不振で、スケープゴートにされているところがある(苦笑)。今シリーズ初戦の4回無死一・二塁の場面でショートゴロの併殺に倒れたとき、駆け抜ける丸の足がファースト中村晃の足を蹴る形となって、ネットが大荒れとなったのは、象徴的なシーンだった。翌日の試合前に工藤監督と中村に謝罪を入れるに至ったが、何事も真面目で、野球に対して常に真摯に取り組む丸のこと、本来、その場で謝罪があって然るべきだったと思う。このあたりも、今の巨人の雰囲気を伝えるものではないだろうか。
この、巨人を覆っている何とも言えない、ど~んよりした閉塞感を何とかして欲しい(笑)。それが出来るのは主軸打者しかいない。とにかく打つべき人がしっかり打たないことには突破口は開けないように思う。ダルビッシュは、「ソフトバンクが圧倒的な2連勝をしたからか、日本シリーズが終わったかのようなツイートをよく見るのですが、まだ2試合しかしていないからわからないよね」と言ってくれていたが、まだ3試合しか終わっていない(などと強がっても、空虚に響くだけだが 笑)。三日続けて、同じ言葉で締め括りたい・・・とにかく、意地を見せて欲しいものだ。