風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

東京五輪効果?

2018-12-24 22:30:38 | スポーツ・芸能好き
 国内の大会で世界チャンピオンが勝てないとは、何というハイレベルの争いだろう。
 フィギュアスケートの全日本選手権では、2週間前のグランプリ・ファイナルで優勝した紀平梨花が、フリーで自己最高得点を叩き出してトップに立ったが、SPの出遅れを挽回できず、2位に終わった。優勝したのは坂本花織で、SP、フリーともに2位と手堅くまとめて逆転優勝し、グランプリ・ファイナルで4位に終わった雪辱を果たした。表彰台で、お互いの花束の匂いを確認し合う写真が掲載されていて、切磋琢磨し合うライバルながら普通の女の子に戻った姿がなんとも愛らしくて微笑ましかった。
 レスリングの全日本選手権・女子57キロ級では、リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストで、今年の世界選手権59キロ級でも優勝した川井梨紗子が、残り10秒で、五輪4連覇の伊調馨に逆転負けを喫した。川井は妹とともに東京五輪を目指すために階級を下げて、伊調は本格的に練習を再開したのが今年4月で、コーチによれば技術も筋力も7割と、お互いにハンディを背負っての対戦だったが、一次リーグ初戦で敗れて再戦となった伊調の勝利への執念と格闘家としての本能が僅かに勝ったようだ。7割の筋力と言っても、筋力が落ちて痩せているから余計にシャープに見えるのか、太腿や二の腕はとても女性のそれとは思えないほど逞しい(!)。
 伝統的に柔道は海外より国内で勝つのが難しいと言われてきたが、他にも卓球やバドミントンも国内での競争が熾烈になった。なんでもかんでもというわけには行かないが、体力より技術力が活かせる競技で、海外転戦して場馴れすることで、世界に伍することが出来る競技が増えて来たのは、東京五輪効果だろうか。私のようなミーハーなスポーツ好きには頼もしくて見応えがあって嬉しい。
 上の写真は、先週、外出した折りに撮った東京タワー。クリスマスツリーにはちょっと明る過ぎながら・・・。
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