イチローが4月29日のブルワーズ戦で先発出場し、第一打席でライト前ヒットを放った後、続くプラドの打席で二盗に成功し、史上38人目となる大リーグ通算500盗塁をマークした。通算2900安打とのダブル達成は史上8人目の快挙だそうだ。日本で199盗塁を記録しているので、日米通算700盗塁まで残り「1」ともなった。日本では福本豊の1065盗塁がダントツだが、南海・広瀬叔功の歴代二位596盗塁を大きく引き離す。記録達成後のコメントが相変わらず揮っている。「まあ、特別な感慨はないですけどね。随分、時間かかっちゃいましたから」、というのは、出番が限られて来たから、という意味だろう、そして、「僕はバカな盗塁は基本的にはしない。成功率半分(50%)という感覚ではいかない」というのはハッタリでも何でもなく、成功率81.4%は、歴代最多通算1406盗塁のリッキー・ヘンダーソンの80.8%を上回るそうだ。
こうして、さまざまな記録を塗り替えるイチローにとって、今シーズンの目玉は何と言っても大リーグ通算3000安打(残り65安打)であり、日本人にとっては日米通算で、ピート・ローズがもつ最多安打4256を超えることだろう(残り43安打で並ぶ)。今季は17試合に出場し30打数10安打だから、3000安打まで残り55安打となった。年々衰えが隠せないイチローでも、試合に出場しさえすれば難なく達成できる数字である。
しかし、マーリンズの外野陣は、13年総額3億2500万ドル(約360億円)という米スポーツ史上最高額で契約延長したジャンカルロ・スタントン(26歳)、一昨年、レギュラー1年目でゴールドグラブ賞を受賞し昨年は三割を打った日系三世(母方の祖父が日本人)クリスチャン・イエリッチ(24歳)、打撃の波はあるが一昨年23本塁打を放っているマルセル・オズーナ(25歳)の若手3人を揃え、ESPNが「ナ・リーグ最高」と称するほどの布陣であり、昨年1月、イチローがマーリンズと契約を交わしたとき、球団公式HPは「4番手の外野手を獲得。右投手用の代打で起用されるだろう」と紹介した。言わば若手中心のチームの精神的支柱となることを期待されており、球団としてイチローに話題を作らせて集客や注目に繋げようとしているフシもあると言われる。幸い、昨年はオズーナの不調やスタントンの骨折などがあって、イチローは398打数の出場機会を得て91安打を放った。
昨年10月の契約延長(推定年俸200万ドル!)で、「球団は、イチローがいたいだけいて欲しいとのことだった。彼らはイチローを非常にリスペクトしている」と代理人のジョン・ボグズ氏は語ったが、今年も「4番手の外野手」という立場には変わらない。ところが、28日の試合後、昨季のナ・リーグ首位打者でリーグ・トップの205安打、盗塁王(58盗塁)で、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞の同時受賞も果たした、不動の1番のディー・ゴードン内野手が薬物使用規定違反により80試合の出場停止処分になったため、翌29日にイチローがスタメンで1番に入り、4打数2安打1打点、500盗塁を決めたのだった。
果たして再び運命の女神は微笑み、イチローの出番は増えるだろうか(因みに昨日は1打数無安打)。
こうして、さまざまな記録を塗り替えるイチローにとって、今シーズンの目玉は何と言っても大リーグ通算3000安打(残り65安打)であり、日本人にとっては日米通算で、ピート・ローズがもつ最多安打4256を超えることだろう(残り43安打で並ぶ)。今季は17試合に出場し30打数10安打だから、3000安打まで残り55安打となった。年々衰えが隠せないイチローでも、試合に出場しさえすれば難なく達成できる数字である。
しかし、マーリンズの外野陣は、13年総額3億2500万ドル(約360億円)という米スポーツ史上最高額で契約延長したジャンカルロ・スタントン(26歳)、一昨年、レギュラー1年目でゴールドグラブ賞を受賞し昨年は三割を打った日系三世(母方の祖父が日本人)クリスチャン・イエリッチ(24歳)、打撃の波はあるが一昨年23本塁打を放っているマルセル・オズーナ(25歳)の若手3人を揃え、ESPNが「ナ・リーグ最高」と称するほどの布陣であり、昨年1月、イチローがマーリンズと契約を交わしたとき、球団公式HPは「4番手の外野手を獲得。右投手用の代打で起用されるだろう」と紹介した。言わば若手中心のチームの精神的支柱となることを期待されており、球団としてイチローに話題を作らせて集客や注目に繋げようとしているフシもあると言われる。幸い、昨年はオズーナの不調やスタントンの骨折などがあって、イチローは398打数の出場機会を得て91安打を放った。
昨年10月の契約延長(推定年俸200万ドル!)で、「球団は、イチローがいたいだけいて欲しいとのことだった。彼らはイチローを非常にリスペクトしている」と代理人のジョン・ボグズ氏は語ったが、今年も「4番手の外野手」という立場には変わらない。ところが、28日の試合後、昨季のナ・リーグ首位打者でリーグ・トップの205安打、盗塁王(58盗塁)で、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞の同時受賞も果たした、不動の1番のディー・ゴードン内野手が薬物使用規定違反により80試合の出場停止処分になったため、翌29日にイチローがスタメンで1番に入り、4打数2安打1打点、500盗塁を決めたのだった。
果たして再び運命の女神は微笑み、イチローの出番は増えるだろうか(因みに昨日は1打数無安打)。