親子でNHK教育「にほんごであそぼ」に夢中。
特にコニちゃん(小錦)のコーナーと、野村萬斎のコーナーが好き。
「今日の名文」を見るだけでも、元文学少女の私にはたまらない。
いやなんです あなたのいってしまふのが 『人に』 高村光太郎
智恵子は東京に空が無いといふ 『あどけない話』 高村光太郎
恥の多い生涯を送って来ました 『人間失格』 太宰治
汚れつちまつた悲しみに 中原中也
けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ 『永訣の朝』 宮沢賢治
私の上に降る雪は 真綿のやうでありました 「生ひ立ちの歌」 中原中也
みんなちがって、みんないい。 「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ
あめゆじゅとてちてけんじゃ・・・
あ~、泣ける
特に、山口の「中原中也記念館」まで足を運んだことがある私としては。
「生い立ちの歌」どおりに、24歳で結婚しようと決めてたっけ。(かなわなかったけど。)
ついでに言えば、太宰治の墓参りしたこともある・・・。(これは東京)
みゆみゆのお気に入りはこれ。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」 『サーカス』 中原中也
あ~、それもいいよねさすが我が娘、中也のよさがわかるのかー。
ちなみにこれは、野村萬斎が、風船を頭にくっつけて、空中ブランコしながら朗々と語ってくれます。私もみゆみゆも、くぎづけ。萬斎さんがブランコから落ちるのではないかと・・・。あんまり無理しないで、萬斎さん。
あと、
「咳をしても一人」
というのも、印象的だったらしい。ご飯時に、みゆみゆが妙に神妙な顔をして声を精一杯低くし、「・・・ひとり」と言っていました。つくづくしぶい2歳児だ。
この「咳をしても一人」、勝手に、『結核で死んだ貧しい人』のイメージで、正岡子規だと思い込んでいたのですが、大きな誤解でした。(結核・貧乏・短命のキーワードはあってました。)
尾崎放哉という人の俳句だそうです。(無知で恥ずかしいです・・・。)
しかし、いくら「自由律」といっても、この字数で俳句って!!
こんな具合に、知らない名作を発見できるのも魅力。言葉だけは聞いたことがあるけど、誰の何の作品かわからない、とか。(当然知らないものの方がずっと多い。)
そんな一つがこれ。
あかしやの金と赤とがちるぞえな 「片恋」 北原白秋
うつくしぃ~美しすぎる。読んでみたいです。
暗唱してくれるのが、年長児か1年生くらいの子ども、というのがまたすごい。
なかには、こんなの覚えて、どうするの?というのもある。
李陵は歩卒五千を率い、辺塞遮虜障を発して北へ向かった。 「李陵」 中島敦
とか。
はっきりした意味が分からないうちに、言葉の面白さから「すりこんじゃう」のも、いいかも、とも思うけど。
最後に、この言葉を。
ほんたうのさいはいは一体何だろう 「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治
特にコニちゃん(小錦)のコーナーと、野村萬斎のコーナーが好き。
「今日の名文」を見るだけでも、元文学少女の私にはたまらない。
いやなんです あなたのいってしまふのが 『人に』 高村光太郎
智恵子は東京に空が無いといふ 『あどけない話』 高村光太郎
恥の多い生涯を送って来ました 『人間失格』 太宰治
汚れつちまつた悲しみに 中原中也
けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ 『永訣の朝』 宮沢賢治
私の上に降る雪は 真綿のやうでありました 「生ひ立ちの歌」 中原中也
みんなちがって、みんないい。 「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ
あめゆじゅとてちてけんじゃ・・・
あ~、泣ける
特に、山口の「中原中也記念館」まで足を運んだことがある私としては。
「生い立ちの歌」どおりに、24歳で結婚しようと決めてたっけ。(かなわなかったけど。)
ついでに言えば、太宰治の墓参りしたこともある・・・。(これは東京)
みゆみゆのお気に入りはこれ。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」 『サーカス』 中原中也
あ~、それもいいよねさすが我が娘、中也のよさがわかるのかー。
ちなみにこれは、野村萬斎が、風船を頭にくっつけて、空中ブランコしながら朗々と語ってくれます。私もみゆみゆも、くぎづけ。萬斎さんがブランコから落ちるのではないかと・・・。あんまり無理しないで、萬斎さん。
あと、
「咳をしても一人」
というのも、印象的だったらしい。ご飯時に、みゆみゆが妙に神妙な顔をして声を精一杯低くし、「・・・ひとり」と言っていました。つくづくしぶい2歳児だ。
この「咳をしても一人」、勝手に、『結核で死んだ貧しい人』のイメージで、正岡子規だと思い込んでいたのですが、大きな誤解でした。(結核・貧乏・短命のキーワードはあってました。)
尾崎放哉という人の俳句だそうです。(無知で恥ずかしいです・・・。)
しかし、いくら「自由律」といっても、この字数で俳句って!!
こんな具合に、知らない名作を発見できるのも魅力。言葉だけは聞いたことがあるけど、誰の何の作品かわからない、とか。(当然知らないものの方がずっと多い。)
そんな一つがこれ。
あかしやの金と赤とがちるぞえな 「片恋」 北原白秋
うつくしぃ~美しすぎる。読んでみたいです。
暗唱してくれるのが、年長児か1年生くらいの子ども、というのがまたすごい。
なかには、こんなの覚えて、どうするの?というのもある。
李陵は歩卒五千を率い、辺塞遮虜障を発して北へ向かった。 「李陵」 中島敦
とか。
はっきりした意味が分からないうちに、言葉の面白さから「すりこんじゃう」のも、いいかも、とも思うけど。
最後に、この言葉を。
ほんたうのさいはいは一体何だろう 「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治