かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

運動会

2008年09月11日 22時15分06秒 | みゆみゆとの生活
今年もこの季節が来ました。
年長さんは、夏休みの間だけあった昼寝も終わり、本格的に運動会の練習がはじまったようで。
毎日クタクタに疲れて帰ってくるみゆみゆ。

昨日も、グダグダでピアノの練習をしたあと、
「ご褒美にグミが食べたかったよー」と大泣き。
「だってないんだからしょうがないでしょう。」という説明にも全く耳を貸すこともなく。
「グミ食べたかったのにー!」を繰り返すのみ。
「泣かなくていいよ」となだめるのも、「いい加減にしなさい!」と叱るのにも疲れたので、同レベルになってみた。

「お母さんだってグミ食べたかったよー。でも我慢してるのに、みゆみゆだけ欲しい欲しいって泣くのはおかしいよー!」と号泣(泣きまね)。
母子で大合唱。わけわかめ。(死語)

泣きながら聞いてみた。
「ところでみゆみゆ、運動会の練習、疲れる?」
すると一瞬泣き止んだみゆみゆ。
「給食の後リレーの練習するの、疲れちゃうんだよ。」
「え。そうなの?疲れるの?」
「そうなの。みゆ、早く走れないんだよー。だから、みゆが遅いから、赤組負けちゃうんだよー。」
また号泣。

「そうかそうか、みゆみゆ。あのね、走るの遅くても、他の子が頑張って走ってくれるから、赤組勝つこともあるよ、きっと。みゆみゆは、頑張って走れば遅くったっていいよ。」
「うん・・・。」赤い目で見る。いじらしい。
「お母さんもね、小さい頃、走るの遅かったんだよ。でも、得意なこともあったの。走るの遅くても得意なこと頑張ればいいんだよ。お母さんは、玉入れは上手だったんだよ。」
「みゆは、玉入れぜんぜん入らないんだよぉー
涙の雨。

子供なりに、いろいろ大変なんだな、と思いました。
結局「グミ」は些細なきっかけに過ぎず、一番の気持ちの負担は、園生活の変化なわけね。
思えば毎年運動会前には不安定だわ、みゆみゆって。
これって、学校行っても続くのかな?

で、今日。
保育園から帰ってきたみゆみゆ。
「おかーちゃんの言ったとおりだったよ。」
「何の話?」
「リレーの練習で、みゆ走るの遅かったけど、赤組、ちゃーんと勝ったんだぁ

いい笑顔でした。
気持ちがあったかくなりました。