かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

いも掘り

2012年11月16日 20時04分35秒 | みゆみゆとの生活
先週は、校庭にある柿の木からもいだ渋柿を教室に干していたそうちゃんのクラス。
結局、果物大好きそうちゃんが「柿食べたい大パニック」に陥ってしまい、干し柿のカーテンは隣の部屋に移りました。

そして今日は、校庭の隅にある畑で、サツマイモの芋掘り。
スコップや手で、頑張ってたくさんお芋をゲットしたそうちゃん。
取ったら、…すぐ食べたい。
そうだよね;
先生方、「おうちで食べてね」と持たせて下さったのですが、帰宅後すぐ調理するわけにもいかず、かなりしつこく「おいもたべたいよー!」と言われました。。

思い起こせば、梅雨時には校庭に梅の実が成り。
支援学級で梅ジュースを作る時にそうちゃんが生の梅をかじってしまったり。

初夏には校庭のキウイが鈴なりに成って、それがまた登校途中に目に飛び込んでくる位置で。
何日かキウイの木の前で朝からひっくり返られたっけ。

支援学級は畑が多めにもらえて、1学期は毎日のようにきゅうり・なす・ゴーヤ・トマトなどの水やりに行っていました。
まだ大きくなってない実をそうちゃんが勝手にもいでしまって、他の子が「あー!僕のなのに!」なんてこともありました。

それにしても、なんて食べ物だらけの校庭なんでしょ。
うちの学校だけ?
「食育」のおかげかな。

客観的には、とても楽しそうなことばかりなんだけど…。
食べることに執着心が強く、特に果物にかけては野生の素早さを発揮するそうちゃんにとっては、ちと刺激が多いなーとも思う。
ほとんどの子供や大人にとっては楽しみな「イベント」的なことも、そうちゃんのように「いつも同じ」が絶対に安心、な自閉ちゃんには、混乱の元になることが多いので。

ま、でもこれでもうしばらくないでしょう。
今校庭を見渡しても、食べられそうなものはないので。