かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

調子が悪い日は交替で

2014年11月19日 22時22分38秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、調子悪い。

今日は水曜日。
デイには行かず、私とビデオ屋さんまでお散歩する日です。
特別支援学校のバス停(車でうちから7分)まで迎えに行き、
家について車から降ろした途端、バッと走って道路に寝転んだ

おいおい。
慌てて追いかけて起こすと、私の手を振り払って反対方向に走り出し、
うちの前の駐車場に停まっている車のドアを次々開けようとし始めた。
そして「よそのうち、いくよー」とか叫んでる。

うわー。調子悪いわー。
なんとかなだめすかして家に入らせたけど、そこからもますます調子は悪くなり。
泣きながら壁を蹴って、何か叫び始める。
「かっぱずし いきたいよー」
とか言ってるけど、こうなるともはや言葉に意味はない。
よく、この場面だけ見た人に「そんなに行きたいなら連れて行ってあげたら?」と言われるが、全くそういう問題ではないのです。
繰り返しの言葉。
その「表面上の意味」と「本当の気持ち」が必ずしも一致していない、という特徴は、自閉症の特徴の中でも最も理解しにくい部分なのではないか、と思います。(特に知的な遅れのない自閉症の方の場合は余計にね…。)

大混乱な感じだったので、恒例の「ビデオ屋さんにお散歩」は「ビデオ屋さんに車で行く」に変更。
ですが車で暴れられるのも困るので、まずはテンションを下げにかかる。

泣いてるのをギュウッと抱っこして、体全体をゆする。
こうすると少し、身体に入った余分な力が抜ける。
そのあとパンを食べさせて。(安定した心は満たされた胃袋から
予定を紙に書いて。

さ、そうちゃん、車に乗ってビデオ屋さん行こう。

そうちゃん、やっと泣きやみ「はい」とお返事してくれました。

その後も、ビデオ屋さんでやたら時間を掛けてビデオを選び、
家に帰ってビデオを見たけどやっぱり落ち着かず走り回ってしまい…。
パニックはおさまっても、やっぱり調子悪い。

とても晩ご飯の用意ができそうになかったので、
私はそうちゃんに専念。
パスタをゆでてソースを掛けるのをみゆみゆにお願いし、なんとかなりました。

やれやれ。
こんな日もあるさ。

とてもとても疲れたので、早めの帰宅だった夫にそうちゃんを託し、私はハンドベルの会へ。
音楽仲間って、素晴らしい
ストレス解消になります。
快く送り出してくれた夫、ありがとう。

そうちゃんがなんで調子が悪いかは、よくわからないけど。
理由を深く考えてもしょうがない。
こんな日もある。
しばらく続かないといいけど…。
と思ったりもするけど。

とりあえずは、一日、一日だ。
今日一日が無事に終わったことに、感謝。