かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

はだか祭

2017年02月10日 14時09分13秒 | みゆみゆとの生活
一昨日、居住地校交流のためにそうちゃんを迎えに行くときに、国府宮神社に寄ってみた。
はだか祭の前日に、「大鏡餅奉納」がある、と聞いて。

行ったらちょうど派手派手トラックで運びこまれてきた餅があって、
ほう、これが大鏡餅か、
と思ったら違った。
人の背丈ほどもあるこの鏡餅は「ふつうサイズ」らしい。
大鏡餅はこの10倍あるんだって。
うへー。なんじゃそれ。
時間が合わなくて、大鏡餅奉納は見られなかったけど、
ふつう鏡餅奉納でも十分インパクトがあった。
奉賛会と呼ばれる地域の集まりごとに、餅をついて固められ運ばれてくる、鏡餅。
その数40個あまり。
普通サイズでも重すぎるので、クレーンで奉納される。
そして、法被を着た、主におじいやん達が、ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!とやる。

おじいやん集団が奥の祈祷所に移動すると、
また新しい軍団がでかい餅を持ってきて、
またまたばんざーい!とやる。
これが40回続く。

すごいパラレルワールド。
これだけでもすでに奇祭だと思う。

昔からクレーンがあったわけじゃなし、
「隣の町内会よりもウチの方が大きいやつを」
の積み重ねでこうなっちゃったのかなぁ。
モアイ像みたいに。
(モアイ像は、部族同士の見栄の張り合いで巨大化していったという説がある。)

はだか祭当日は見に行けなかったけど、
あの寒い中、はだかの男衆は総勢8000人だって。
それを見に来た人が、15万人。

まさに天下の奇祭。

関わった方々、お疲れ様でした。
はだかの人達が押し合いへし合いする場面が有名だけど、実はあれってそこまでの待ち時間がめちゃめちゃ長い。
しかも、はだかの男達が目指しているのは「神男に触ること」なのだけど、その神男は、どこから出てくるかわからない。

見通しがきかない、時間通り進まない、急に怒鳴られる。
自閉ちゃんには無理だなー。
なんて、テレビ中継見ながら思ったりした。

あ、私は自閉ちゃんじゃないけど、無理だ。
だって寒いの苦手だもーんっ。

ちなみにお餅は鏡割りして、あとで参拝者に配られます。
知り合いの保健師さんによると、保健所にも関係者が小さい餅を持ってくるらしい。
おすそ分け?かと思ったら、食品検査だってさ。
なるほど〜。