かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

穏やかそうちゃん

2020年09月09日 22時39分07秒 | みゆみゆとの生活
穏やかそうちゃんが帰ってきた。
今日は大声の繰り返しもほとんどなく。
晩ごはん食べるのを「母さん行くまでちょっと待っててー」と止めたら、薬並べて待っててくれた。

改めてこう見ると、たくさん飲んでるなー。
普段並べたりしないのに、今日は一列に並んでる。
どうしたんだろね。

ご飯の後は自分で勝手にパズルを持ってきて、ひたすら1時間、1つのパズルをし続けていた。
珍しすぎる。

結局、お風呂に入ってからすぐに寝てくれた。
スヤスヤ。かわいいしかない。
ダッシュしない、叫ばないってすごい。
天使やないかい。どしたんや。
あ、ちなみに学校ではちょこちょことダッシュがあったようです。

GO!な日

2020年09月09日 08時30分27秒 | みゆみゆとの生活
昨日は携帯で投稿途中にそのまま寝てしまった。
実はそうちゃんが月曜日から2泊3日のショートステイでして。
そうすると油断して、昼間に力一杯動いてしまう。

慌ただしかった昨日の一日を。

午前中は怒濤のようにパソコンを打ってチラシ二枚と事業企画書を作成し、あちこちにメール。
「夏休みは動けないから~」とサボっていた分がいっぺんに降ってきている。
具体的に言うと、地域の親の会の座談会企画、それから心身障協会の「バリアフリー演奏会」の企画。
今年はコロナがあるからね、密にならないような工夫を企画にもチラシにも織り込まなくてはいけません。
にぶった頭をフル回転にして締め切りに間に合わせたら、なんだかパワーが出てきた。

午後はそのチラシを持って社協さんに行き、すこししゃべったら今度は市役所回り。
学校教育課、社会福祉課、子育て支援課、健康推進課。
すっかり「おなじみの人」になっているので、詳しく説明しなくても「配っときますね~」と言ってもらえる。
親の会の活動、地域での積み重ねを感じる7年目だ。

今年からその会の代表をやってくれているお友達にいちじくをもらってバイバイしたら、社協に再びGO!
福祉サービス受給者証更新のための聞き取り調査です。
質問に答えていると、行動障害エピソードがこの夏のことばかりで相談員さんが驚いていた。
派手なのは話してあったけど、それ以外にもいろいろありすぎるので。
「全部最近のことですね・・・。」「そうですね。」アハハ。
「よく無事でけがもなく、よかったですね。」に深くうなづく。
ほんとに綱渡りな毎日だったよ、この2ヶ月間。
福祉サービスについては、「児童で利用できるものはすでにほぼ利用している。」とのことで、追加はなさそう。
行動援護もかわらず利用できそうです。だわねー。
今後もよろしくお願いします、と話してなじみの相談員さんにさようならし、今度は病院へGO!

そうちゃんを小さい頃から診てもらっているこども病院に行ったのは、母カウンセリングのためです。
我が家があまりにも大変で私がしんどい時が続いたので、「母カウンセリングしましょうか」と誘っていただきました。
これで半年くらいになるかな。
自分のことや家族の話をまとめて話すことはそんなにしないので、いい時間になっています。
ベテランの女性の心理士さんで、とても優しく聞いてくれ、ホッとします。
そうちゃんのことだけじゃなく、私を含め家族全員のことが話せるのがほんとにありがたい。
いくらそうちゃんの大変さが目立っていても、生活には家族全員が関わっていて、心理的負担って複合的なものなので。
そしてこの先生は、私の話の中から何かを必ず褒めてくれる。
「お母さんの、その声かけ素敵だね。子どもさんはその一言で安心するし、背中を押してもらえたって思うよ。」
そうちゃんにかまけて姉のことをちゃんと見られていないのでは?と不安に思っているときにそう言ってもらえると、気持ちが楽になる。

カウンセリングは自分自身を客観的に見つめるための時間。
受ける立場になって、これは良いものだなぁと感じている。

そんなわけで、自分のために一日をフルに使った一日だった。
結構疲れたけど、心は晴れ晴れ。
実は月曜日は鬱々とした抜け殻だったんだ。
そうちゃんがいなくて伸び伸びしたいのに、疲れがたまりにたまった他の家族と全くうまくいかず、もう家出したいとばかり思っていた夜だった。
カウンセラーさんにその話をしたら、
「そうね、疲れるのはわかるし、出て行きたくなるのもわかる。けど、あなたはその家を出て行っちゃダメよ。あなたが倒れちゃうよ。」と言われ、
「先生、実は私今のこの生活が本当にしんどいけど、とても幸せだとも思ってるんです。子どもたちがいて、賑やかで、毎日いろんなことがあって、楽しいと思うことも多いです。」
そう答えたらなんだか胸が熱くなった。

そんな気持ちが、ずっと私の中にあったんだ。
だから、この家でこれからも暮らすんだ。