かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

大パニック

2024年07月03日 21時15分39秒 | みゆみゆとの生活
いやはや。
いやはやって、こういう時に使うんだろな。
他に言葉がない。

グループホームから家に戻ってきてちょうど1週間。
筆舌に尽くしがたい大変さ。
昔、夏休みの一番ひどい時はこうだった、と思えるくらいには経験積んできてるけど。
それでもしんどい。

深夜2時に起きてきて何度も2階の窓をこじ開けて出ようとしたり。
朝刊を取った時に夫が玄関のカギをかけ忘れ、それに気づいたそうちゃんがすかさず朝6時から脱走したり。(すぐ捕まえた。)
ともかく四六時中、目が離せない。

今日の夕方は原因不明の大パニックに突然陥って、とうとうリビングの掃出し窓を蹴って割られてしまった。
パッシャーン!!っていうすごい音。
きっと近所の人々はびっくりしたんじゃないか。
けど誰も警察に通報しなかったみたい。その後特に尋ねて来る人はいなかった。
さすがに慣れてるご近所さん。

驚いたのか、急に静かになったそうちゃんを窓から離し、夫と相談。
どうする?緊急入院?警察呼ぶ?

とりあえずかかりつけの大学病院に相談電話。
当直の医師は、「今落ち着いているのなら一晩様子を見てください。明日も興奮が強ければ、外来受診していただいて、入院の判断となります。」と。
ほう。やはりそうなるか。すっかり落ち着いてる子を保護室に入れても、することないもんね。
けど、「夜中にどうしようもないくらい暴れたら、またお電話ください。なんとかこちらも対応できるように考えます。」とフォローもしてくれた。やっぱりいい病院だ。

電話を切ったら現実が待ち構えている。
私がそうちゃんを危なくないように付きっきりで見て、その間に夫がガラスの処理。
幸い二重ガラスの1枚だけが割れたので、冷房の冷気は漏れない。

全部片付けて業者に電話し、急いでつくった晩ご飯を食べ終わった頃には、そうちゃんはニコニコといつもの調子に戻っていた。
いやはや。どうしたんや。さっきの。おかしかったやないの。
私の頭の中は、「あの時こうしていたら防げたのでは」と、グルグルいろんな「たられば」が。
そしてしばし呆然とする私と夫。

まあね、おかげで私も腹がくくれたよ。
もういい。
そうちゃんは家にいたいんじゃないかとか、親しんだこの土地を離れるのはかわいそうじゃないかとか、せっかく慣れたB型に通えなくなるとか、親が元気なのに子どもを施設に預けるなんて周りにどう思われるだろうとか、
もうそういうのいい。
そうちゃんが穏やかに、怪我せず、物を壊さず、安全に、暮らせるところを探す。遠くても。
きっと彼なら大丈夫。あのニコニコ笑顔を武器にどこに行ってもかわいがられ、たくましく味方を見つけていけるはず。(希望的観測)
今のところ、9月からロングショートステイで受け入れてくれる施設が一つ見つかり、明日そこに面談に行く予定。

ロングショートステイ。
ロングなのかショートなのかどっちなんだいっ。
って思われる方もいるかもですね。
また今度説明します。

づーがーれーだー
おやすみーーー