想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

自然を活ける これぞ生け花?(詩)

2021年11月08日 | 
自然の生け花
絵にも描けない美しさとは

自然界の一瞬を切り抜く
写真の持つ魅力とは

美を感じたその刹那にあり

自然界のバランスの妙味を
印画紙に強力に焼き付ける

光と色と空間を
その刹那切り取る

自由な組み合わせは
どこにも無駄がない

これこそ自然

すべては
なるようになり
なるようにしかならない

人は生きてきたように
死んで行く

浅はかな知識から離れ
自然が身体の中を
通り抜けるとき
自我から解放された
自分がいる

もはやそれは
自分であり
自分ではない

自然界には
自己はない

時には風となり
水となり
世界を駆け巡り

世界を輪廻する
コロナとて同じ

自我で
解こうとすればする程
逃げてゆく

自然の懐は深く広い
その中で
コロナも人も生きている
✴︎
山茶花の幹から 
ひょっこりと
顔を出す不如帰の花が美しい


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