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歳をとるということ
歳をとると、どうしても忘れ物が増えますよね。メガネをどこに置いたか、書類をどこにしまったか……そんなことが日常的に起こるようになります。でも、それもある意味では勲章のようなもので、「歳を重ねた証」とも言えます。
最近、ふと思ったのですが、忘れ物だけでなく、思い違いや勘違い、思い込みも増えてくる気がします。特に、メガネやスマホをどこに置いたか忘れることが多いですよね。でも、これをよく考えてみると、脳だけでなく体全体の細胞が関係しているのではないかと思うのです。
私の推測ですが、日々の動作が習慣化すると、脳で意識する前に体が勝手に動くようになります。例えば、買い物から帰ってきたとき、いつもの場所にうっかりモノを置いてしまう。でも、その「置いた」という行為を脳がはっきり認識していないから、後で「あれ、どこに置いたっけ?」となるのではないでしょうか。
これを防ぐには、ただ機械的に行動するのではなく、「今、私はここに置いた」「私は窓を閉めた」と、自分に言い聞かせることが大事です。玄関の窓を閉めるのも、無意識にやってしまうと「ちゃんと閉めたかな?」と心配になって戻って確認する羽目になります。でも、意識的に「私は今、閉めた」と思うことで、記憶にしっかり残るようになります。
人間は、同じことを何度も繰り返していると、やがて脳で考えずに体が勝手に動くようになってしまいます。だからこそ、行動したことを自分に認識させる意識を持つことが大切なのだと、最近気づきました。
歳をとることで得るものも、気をつけるべきこともある。そんなことを改めて考える今日この頃です。
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