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JRでは、不動産事業もやっている

2007年09月17日 | ここで一服・水元正介
◎ 都内の駅のホーム、私はときどき喫煙コーナーでたばこを吸うことがある。先日、うまそうにたばこを吸っている人々の表情を観察しつつ、線路脇の看板に目をやったところ、JR HOUSING という文字に興味を引かれた。なるほど、西武、東急などでは、その昔から鉄道の敷設と合わせて、不動産開発を行ってきたし、地域開発・付加価値の向上・乗客数の増加等の効果があることは知られていた。

◎ しかし、それを安易に進めることで、手痛い失敗をした京成電鉄の事例もある(その後、京成電鉄は東京ディズニーランド構想に大出資者としての望みをかけ、見事、成功した)。JR東日本においては、事業法上の制約があった公社制度以降も、一部のホテル経営などを除き、慎重な態度を続けていたものと思われる。

◎ ここ最近、栃木県の喜連川地区の温泉付きログハウス発売など、JR東日本が関わる物件が目につくようになってきた。JRについては、その保有資産、地の利、交通の便、企画力、人材等を総動員し、たくさんの利益をあげてもらいたい。そして、かつての膨大な負債の一部について、たばこ特別税などに助けられることなく、自前で返済できるような会社になっていただきたいものだ。(2002 11/07)
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たばこ飲みの悲哀感について…

2007年09月17日 | たばこの気持ち
◎ 2003年も7月に入り、マスコミ報道で気になるニュースが多い。それというも、飲食業界の禁煙の動きが急激に進んでいるからだ。昨年、僕は「たばこを吸うOLが、ランチタイムを過ごすお店が少なくなり、多いに困っている」ことを話題にしたが、最近さらに深刻な事態になっているようだ。

◎ まず、カレー専門店壱番屋(coco壱番)が、7月1日から全874店舗を全面禁煙する。ジャスコ小山店内など、僕の近所にも知っているだけで2店舗ある。さらに、モスフードサービスでは、店内をガラスや板で間仕切りして、より分煙を徹底するそうだ。すかいらーくでも、禁煙席は各店長に任せてきたが、今後は本社で実態を把握するそうだから、全店での喫煙規制が強まることだろう。

◎ くわえて、昨今の禁煙を支持する世論に後押しされた病院や学校では、早晩、完全禁煙が実現してしまいそうな勢いを感じる。「有害である副流煙」をまき散らす喫煙者は立ち入り禁止、あげくの果てに「喫煙者は殺人者」的な見方をされるのではないか、という心配が現実味を帯びてきたのである。そんなの「あまりにもヒドイ、ほどほどにして欲しい」と思うのだ。(2003 07/08)
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そこまでやるならば、禁煙法を制定すべきだろう…

2007年09月17日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 最近(2003年)、WHOのたばこ枠組条約をふまえ、たばこの箱の横に表示されている注意文言の変更が決まったようだ。8つのキャッチコピーをローテーションで表示らしいが、「疫学的な推計によると」という解説の文言も付いている。これだけ、喫煙者が肩身の狭い想いをしている上に、肺がん、心筋梗塞、脳卒中、肺気腫、早産、ニコチン依存を明記し、未成年の喫煙禁止を呼びかけるのは、気分が良くないのである。ある程度の覚悟をした上で、自分のお金で購入(その半分以上が税金)しているのに、そのたびに「注意文言」を目にしなければいけないのだろうか。

◎ そこで、みなさんにも「注意文言」をじっくりお読みいただきたいが、こんなことを許しておけば、あらゆる商品が説明書や注意事項だらけになってしまうと思いませんか。

● 喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つになります。
疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。

● 喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。
疫学的な推計によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍から4倍高くなります。

● 喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます。
疫学的な推計によると、喫煙者は脳卒中により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍から4倍高くなります。

● 喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。

● 妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因になります。
疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。

● たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人に迷惑にならないように注意しましょう。

● 人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙への依存が生じます。

● 未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。

◎ 百歩譲って、喫煙者が心がけなければいけないことは、周りへの配慮とポイ捨て禁止であろう。友人や知人に聞いてみても、やはりその点で「喫煙者は自分で自分の首をしめている」と指摘される。したがって、注意文言はその2つに絞った方が合理的だと考える。なぜならば…
(1)疫学的な推計だけを過信していないのか。
(2)心理学、脳神経学的なデータも集計・公表すべきではないか。
(3)真に有害ならば、禁煙法を制定すべきではないか。
(4)未成年者という基準は20歳で妥当なのか。
(5)中学・高校生・20歳以下の大学生の喫煙を取り締まっているのか。
(6)禁煙をすすめる自治体は、政策の一貫性からたばこ税を返納すべきではないか。
など、たばこに関する最近の動きには、はなはだ腹立たしいことが多すぎると思うのだ。(2003 07/07)
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「『弱者』とはだれか」(小浜逸郎著、PHP新書)について

2007年09月16日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 今朝(2001年7月5日)の新幹線車中で、「『弱者』とはだれか」(小浜逸郎著、PHP新書083)を読み終えた。その中で、「弱者の人権」を盾にとったもっともばかげた例の一つが「煙草訴訟」であると、最近では珍しくたばこが擁護されていた(95~96ページ)。

◎ さらに、「人は、パンのみにて生くるものにあらず、適度な喫煙がその人のストレス解消におおいに役立っているかもしれず、そんなことは客観的に証明できるはずがない」「煙草が有害だという自覚が喫煙欲求を上回るなら、自分で禁煙すればいいので、それができないからといって、煙草会社のせいにするというはどういう料簡であろうか」とも述べている。いまどき、公にこれだけ明言するには勇気がいる、と感心したのである。

◎ また、本書の194~195ページには、私の本業である労働組合についても次のような記述があり、自分の胸に手をあてて熟考してみれば、うなずけないこともない部分が多く、今後の参考になった。

----- 現在、社会的な課題としての『弱者』問題は、その対象をくっきりと特定することができず、多様な個の生活様態のなかに拡散している。これは、ちょうど『貧者』の声を代表する集団としての労働組合が、かつてのような統合性を維持できず、組合員の激減にみまわれ、闘争課題を一定の政治的な焦点にまで絞り込むことができなくなっているのと似ており、また事実、そうした事態と対応している。 -------

◎ 本書で、彼の著作を読むのは2冊目だが、従来とはひと味違った論証の仕方が新鮮であり、これまでの既成概念、とくに身近な問題とも関連のあることについて、わかりやすく再考させてくれた。(THU.5.JULY.2001)
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ランチタイムは禁煙というお店が多くなってきた

2007年09月15日 | たばこの気持ち
◎ 先日、午後2時から総勢6で友人たちと会食したのだが、うち2人は猛烈な愛煙家なので、ランチタイムが終わる午後4時までは店内禁煙という規則があって、精神的にかなりきつかった。2時間というもの、結局、一度だけトイレに行くのに途中退席し、ビルのエレベーター前の隅に設置されている喫煙場所で、たった1本吸えただけである。

◎ いよいよもって、喫煙者たちの肩身は狭くなっているけれど、セーフティネットと呼べるような安心して喫煙できる場所があればいいのに、と痛切に感じているのだ。何事も急激に行うのは良くないし、たばこに関する「中庸な空間」を直ちに抹殺することはよろしくない。(2002 06/25)
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笠松の上で、うまいたばこを一服したい…

2007年09月14日 | ここで一服・水元正介
◎ 本日(2003年3月22日)の「人生の楽園」(トヨタ自動車提供、テレビ朝日、午後6時~)は、四国の魚島村の「村民募集」に応じて移住してきた夫婦のお話しであった。地元の人たちにお世話になった恩返しに、かつて村上水軍が目印にしたという山頂の一本松周辺を伐採し、元どおりふもとからも見えるにようにしたのだ。その松は、すでに枯れていたが枝ぶりは四方に伸び、周辺の木々が取り払われ、いかにも清々とした感じであった。

◎ そういえば、僕が生まれ育った所にも、遠くに見える「笠松」があった。子どもの頃、よく弁当持参で数人連れ立って出かけ、その松の上で遊び、食事して、たわわな葉をつけた松の枝の上に寝転び、目を開ければ澄んだ青空が飛び込んできた。そして、松の枝にしっかと立ち、見下ろせば田園風景が広がり、その中に人家が散らばっていた。帰りは、細い山道をうねるようにして駆け下りた。今日、僕はしみじみ、あの笠松の上で、うまいたばこを一服したいなあ…と思ったのである。(2003 03/22)
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歩きたばこという習慣について

2007年09月13日 | ここで一服・水元正介
◎ 多分、歩きたばこは「習慣」ということよりも、「悪癖」といったほうが適切かも知れない。自分なりに思うところがあって、歩行中の喫煙を止めることにした。

◎ その代わりに、漢詩の素読をしながら歩くことにしているが、口の淋しさをまぎらわすにはとても効果的な方法だと、我ながら気に入っている。近くを歩く人たちに変なヤツと思われても、歩きたばこをしない習慣が身につくまで、当面、つづけてみようと決めた。(2002 05/31)

※ 別にJR東日本のせいにするわけじゃないけれど、せっかく習慣になった「歩きたばこをしない」ことが、今春(2007年3月)から東北新幹線車両が全面禁煙化となって以降、最寄駅までの間に、自分との誓いを破ってしまうがある。改めて、厳に戒めなければいけないと反省しているのだ。(22007/09/13)
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「猛スピードで母は」における「たばこ」の存在について

2007年09月12日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◎ 2002年3月14日、私の大学の先輩である職場の上司が、「文藝春秋」3月特別号を貸してくれたので、われらが後輩である長嶋有さんの第126回芥川賞受賞作「猛スピードで母は」を読んでみた。芥川賞の選考委員でもある宮本輝さんは、「小説は最初の1行をいかに読ませるかに左右される」と語っていたが、「猛スピードで母は」の出だしの1行(344ページ)は、「何度か雪が降り、いよいよ積もりそうになると母は車のタイヤ交換を手伝わせた。」というもので、平凡な感じを受けた。

◎ 以下は、銘柄を特定していないが、「煙草(たばこ)」が登場していいる場面である。

(文藝春秋358ページ)

母はもう運転席の方に回っていた。勢いよく乗り込んだが、キーを回す手つきも発車もまったく慌てなかった。発進しても背後の怒声は夜道に響いた。
「塩まいてる」と母はいった。えっと聞き返した。
「本当に塩まいてる」と母はいいながら煙草をくわえた。バックミラーではよく分からない。慎は身体をねじって後ろをみた。二人の姿はもう小さくなっている。慎はまだ塩をまくという行為の意味を知らなかった。

(同366ページ)

「それでなんでもすっきり忘れられるんなら、幸せだね」母はいった。頷くと、わかって頷いてるのぉ?と語尾を伸ばして笑った。それから近寄ってきたウェイトレスに短く「喫煙で」と告げた。

(同376ページ)

「そういえばどうでもいいけど」母は停車すると煙草に火をつけてからいった。
「あんた、キャッスルのスペル間違ってるよ」C・A・S・T・L・Eだよ。CASSLEじゃないよ。
「僕が書いたんじゃない」中学生がやってきて、僕の名前で勝手に書いたんだ。正直にいってみると、それはなんでもないことだった。
「馬鹿が多いんだね」母は眉間に皺を寄せて、煙草をふかした。
「おじいちゃんずっと一人暮らしだと寂しいから、私たちが引っ越しをしなきゃ」
「うん。いいよ」
「今度の学校も馬鹿がいないとは限らないよ」母はすでに吸殻でいっぱいの灰皿に煙草を無理矢理押し込んだ。
「平気だよ」自分でも意外なほどきっぱりとした言い方になった。母は慎の横顔をみつめた。

(同376ページ)

二人の乗ったシビックはワーゲンに先導される形で早朝の国道を走った。慎は母が喜ぶと思い自分も嬉しくなった。しかし見通しのよい上り坂になって前方をワーゲンばかりが更新するのをみているうちに母は急になにかこみあげてきたみたいになった。母はまた煙草をくわえ火をつけると、アクセルを思い切り踏み込んだ。

(同376ページ/最後のフレーズ)

根元まで吸ったたばこを捨てようとしたが、灰皿にはもう押し込めそうもない。母は慎に短くなった煙草を手渡した。
「そこから捨てて」という。まだ先端の赤く灯る煙草を受け取った慎は、あわてて空いた方の手で窓を開けた。左手の海岸に向けて慎はそれを放った。煙草はガードレールの向こうのテトラポットの合間に消えた。

◎ くわえて、詩吟教室に通い始めた私としては、次の記述には思わず苦笑いさせられたことを告白せざるを得ない。現在の日本で、詩吟は明らかに「祖父の領域」なのだろうが、芥川賞受賞作に記載されているという事実からすると、多数の根強い支持者がいることには間違いないのだろうと思った。

(同357ページ)

---- 母も新しい生活のリズムに慣れてきたようだった。祖父もだんだん回復して、車の運転もして詩吟の集いにも出かけるようになった。
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hi-lite の由来について

2007年09月12日 | たばこをめぐる見聞記
◎ 以前、hi-liteのロゴの「lite」は、「どうしてlightではないのですか?」と聞かれたときがあり、いろいろと調べたけれど、自分ではその理由を解明できなかった。そこで、メーカーであるJT(日本たばこ産業株式会社)に問い合わせてみたことがある。

◎ その結果、本来のスペリングは「high light」なのだが、「本日のハイライト」に代表されるような意味を簡明に表すため、略式のつづりにしたとのことである。つまり、当時の専売公社による造語なのだそうだ。それにしても、いざ聞かれると答えにつまることって、かなり多いものだなあ。(2002 06/27)

※ それはさておき、たばこの「ハイライト」といえばブルーのパッケージを思い起こすけれど、最近は売上的にも「グリーン」の「ハイライトメンソール」が、より多くのお客様の支持を得ているようだ。(2007/09/11)
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なぞが解けた「Green Bird」

2007年09月11日 | 環境派シリーズ(美化キャンペーン)
◎ ボランティア活動の効用について、日頃から街の美化キャンペーンに参加し、そのたびに「新鮮な発見」をしている自分なのであるが、9月8日に掲載された「スタイルカフェVol.128 長谷部健さん」のインタビュー内容に、「こんな発想と実行力を持つ若い人がいるのだ」という感動を覚えたのである。若いといっても、現役の渋谷区会議員であり、画像で借用させていただいた「Green Bird」の運営など、すでに多くの実績をあげているのだ。

【スタイルカフェVol.128 長谷部健さんのインタビュー】

Vol.128 長谷部健?>?スタイルカフェ?>?エンターテイメント?>?SMOKERS’ STYLE

◎ そもそも私が「Green Bird」に出会い、興味を持ったのは今年の6月14日に開催されたボランティア活動に参加したときだった。詳しくは次のURLを参照していただきたいが、さわやかな印象と「これを仕掛けたのは誰なんだろう」という想いが残っていた。少しサイト上で調べたが、たばこ会社や自治体等との協力で運営されているはわかっていた。今回、「Green Bird」の成り立ちはもとより、「仕掛け人」の想いと夢に触れ、50歳半ばの自分ではあるけれど、言葉には言い表せない「元気」をいただいたのである。

【表参道・環境派(2007年6月14日)】

水元正介アーカイブ 表参道・環境派(2007年6月14日)
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