◎ 昨夜(2002年3月3日)、テレビ朝日の日曜洋画劇場特別企画・稲垣吾郎ドラマ復帰第一作「結婚の条件」を見た。ストーリー的には決して面白いものではなかった。しかし、花嫁役の韓国人俳優がとてもかわいかったこと、さらにはチェジュ島の民家や海岸の景色、民族衣装による結婚式の様子、実際に結婚した家族や、これからしようとしている日韓のカップルへのインタビューなどが紹介され、私は「こんなにも近い国および人々のことを、ほとんど知らない自分」に対して新鮮な驚きを感じた。
◎ そして、JTと韓国たばこ人参公社との共同開発による「シーズンズ」というたばこが、本日から地域限定で発売された。キャッチコピーは、「軽快でスムーズな吸いやすさの中に、しっかりとしたたばこらしい味と煙量感をもつタール値2mg製品」である。1箱20本入りで260円、新しいモノ好きの知人が持っていたので1本吸わせてもらった。正直なところ、あまり美味しいとは思えなかったけれど、名前どおりにワールドカップ日韓共同開催の「季節」が過ぎたら、市場から消え去らないことを祈るのみである。
◎ ところで(2月27日の朝日新聞夕刊1面)、2000年度の厚生労働省の人口動態統計によれば、「国際結婚」が再び急増し、全国平均で22組に1組が国際結婚をしており(結婚件数79万8138中、外国人との結婚は3万6263件)、とくに東京では10組に1組を占めているそうだ。ドラマ「結婚の条件」は舞台が東京であり、上記統計の結果からすれば決して珍しいことではなくなっており、大阪市で12組に1組、さらに地方都市である山形県や山梨県でも14組に1組と、全国平均を大きく上回っているのだ。地方での増加の要因は、あっせん業者を抜きにしては語れず、山形のようにうまく機能している場合はうまく循環していくけれども、そうでない悲惨な事例も数多くみられた。日本人の夫、妻が外国人の組み合わせが8割を占め、それを国籍別でみると中国、フィリピン、韓国・朝鮮の順になっている。
◎ 内部からの国際化の進展について、私は「国際ベビー」の増加によって加速されるだろうと予測していたが、2000年度でも日本で生まれた赤ちゃん120万人のうち、2万2337人に達し、今後とも確実に増えていくことは間違いない。結婚は家と家とのつながりを強め、親戚や知人が増えていくことによって、地域的なつながりが芽生え、人的交流はもちろん、物資や資金の行き来が派生してくるものだ。やがて、文化的な相互理解も生まれるだろうし、平和的に共存していくための素地が形成されることにもなるのだ。これらの静かな動きは、現に都市部における老舗が生き残り、旨いお店が存続し、農村を活性化させており、その現実を積極的に評価すべき時期にあると思うのだ(困っていることなどに対して、支援できることはすべきなのである)。(2002 03/04)
※ その後、「シーズンズ」という日韓共同発売のたばこを目にしないので、季節限定商品と同様に、1年もしないうちに市場から消えたものと思われる。(2007/09/11)
◎ そして、JTと韓国たばこ人参公社との共同開発による「シーズンズ」というたばこが、本日から地域限定で発売された。キャッチコピーは、「軽快でスムーズな吸いやすさの中に、しっかりとしたたばこらしい味と煙量感をもつタール値2mg製品」である。1箱20本入りで260円、新しいモノ好きの知人が持っていたので1本吸わせてもらった。正直なところ、あまり美味しいとは思えなかったけれど、名前どおりにワールドカップ日韓共同開催の「季節」が過ぎたら、市場から消え去らないことを祈るのみである。
◎ ところで(2月27日の朝日新聞夕刊1面)、2000年度の厚生労働省の人口動態統計によれば、「国際結婚」が再び急増し、全国平均で22組に1組が国際結婚をしており(結婚件数79万8138中、外国人との結婚は3万6263件)、とくに東京では10組に1組を占めているそうだ。ドラマ「結婚の条件」は舞台が東京であり、上記統計の結果からすれば決して珍しいことではなくなっており、大阪市で12組に1組、さらに地方都市である山形県や山梨県でも14組に1組と、全国平均を大きく上回っているのだ。地方での増加の要因は、あっせん業者を抜きにしては語れず、山形のようにうまく機能している場合はうまく循環していくけれども、そうでない悲惨な事例も数多くみられた。日本人の夫、妻が外国人の組み合わせが8割を占め、それを国籍別でみると中国、フィリピン、韓国・朝鮮の順になっている。
◎ 内部からの国際化の進展について、私は「国際ベビー」の増加によって加速されるだろうと予測していたが、2000年度でも日本で生まれた赤ちゃん120万人のうち、2万2337人に達し、今後とも確実に増えていくことは間違いない。結婚は家と家とのつながりを強め、親戚や知人が増えていくことによって、地域的なつながりが芽生え、人的交流はもちろん、物資や資金の行き来が派生してくるものだ。やがて、文化的な相互理解も生まれるだろうし、平和的に共存していくための素地が形成されることにもなるのだ。これらの静かな動きは、現に都市部における老舗が生き残り、旨いお店が存続し、農村を活性化させており、その現実を積極的に評価すべき時期にあると思うのだ(困っていることなどに対して、支援できることはすべきなのである)。(2002 03/04)
※ その後、「シーズンズ」という日韓共同発売のたばこを目にしないので、季節限定商品と同様に、1年もしないうちに市場から消えたものと思われる。(2007/09/11)