前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

ブックレット「今日の日米同盟」

2010年01月08日 | Weblog
昨日は終日、山田かずおさんと街頭宣伝をおこないました。雪の舞う寒い日でしたが、あちこちであたたかい声援をいただきました。ありがとうございました。

         ★

    米軍基地問題をめぐって鳩山内閣はダッチロール状態に陥っている。それは、「基地撤去」をかかげず、「基地たらいまわし」のループに入っているからだろう。


    知人から紹介されて、ブックレット「今日の日米同盟・・・安保条約は50年でどこまできたか」(安保破棄中央実行委員会、400円)を読んだ。

    たとえば、第一章 日本は本当に独立国?
    日本には134箇所の米軍基地があり、5万人の兵士と1.8万人の家族がいる。基地の面積は東京23区の1.6倍。この土地使用料はタダ。税金もかからず、犯罪をおかしても犯人が米国に逃げ帰ることも。実際、2001年から2008年までの米兵犯罪で起訴されたのは645件、不起訴は3184件、83パーセントが不起訴!
  
    任務は日本を守るためではありません。外国での戦争のためです。かつての高官の発言・・、マッギー在日米軍司令官「日本に駐留する米国軍隊は、第一義的に日本本土の直接的防衛のためにそこにいるのではない」、ワインバーガー米国防長官「沖縄に駐留する米海兵隊は、日本防衛の任務を割り当てられていない」などと明確に述べています。

年間2000億円もの思いやり予算で、豪華な住宅建設や滑走路建設などがおこなわれています。加えて、グアム移転費用7000億円の負担。他国の領土に米軍基地を建設・増強することへの税金投入は世界に例がありません。

沖縄県名護市への普天間基地の代替としての新しい基地の建設も、海兵隊が世界規模の戦争に備える基地強化策です。新基地には、世界のどこにでも展開できる軍事能力をもつオスプレーという最新鋭の輸送機が配備される予定。

・・・なるほどコンパクトにまとめられています。改めて、怒りがこみあげてきます。第二章は日米同盟と憲法9条の衝突、第三章は日本国民のくらしをつぶす安保条約、第四章は日本外交を歪める日米安保条約、第五章は日米安保条約を廃棄して、対等・平等の日米関係を!・・・。コンパクトですが中身は充実。基地問題が焦点になっている時だけにおすすめです。

      ただし、作成は昨年6月ですので自民党政権時代ですので、鳩山政権の分析はありません。お問い合わせは、安保破棄実行委員会  anpohaki@nifty.com 03-3264-4764。