前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

情けない福井県議会

2010年01月27日 | Weblog
   昨日は、じん肺闘争を支援する会の会合に参加した。
だされた資料をみて驚いたことは、じん肺被害を救済・根絶してほしいという患者や支援団体の陳情に対して、福井県議会が不採択を決めたことだ。
 県内の市議会では、あわら市、坂井市、勝山市、大野市、福井市、鯖江市、越前市、小浜市がすでに採択している。不採択は敦賀市だけだ。県内9市のうち8市で採択されているのに、県議会が不採択とは呆れたことだ。
 
  そもそも「自分たち」も原因者だという意識が欠如しているのではないか。つまり、国や県などが発注したトンネル工事現場での粉塵によりじん肺に罹患したわけで、「公共事業を!」と叫んできた政党や議員こそしっかりと自覚してもらわなくてはならない。頼まれて動くのではなく、自ら動いて然るべきだろう。

国会議員はつぎの方々が賛同署名をされている。
    自民党・・稲田朋美、山本拓、高木毅、山崎正昭、松村龍二の各氏。
    民主党・・糸川正晃、笹木竜三、若泉征三、松宮勲の各氏。

国が発注した公共事業による被害者を救済し、今後はじん肺被害を根絶することは当然、という意思の現れだろうと思う。このように、福井県関係の国会議員も党派を超えて全員が賛同されている。

このようにみると、県内の市会議員の見識、国会議員の見識から大きくずれているのが県議会議員の認識ではないか。
情けない福井県議会ではないか。今度の県議会では、態度を改めて、議員発議で国への意見書をだしてもらいたいものです。