前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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日本ではじめて40年を超える老朽化原発が延長運転に

2010年03月15日 | Weblog
     NHK・・・・・敦賀市にある敦賀原子力発電所1号機は、14日、国内の原発としては初めて運転開始から40年がたち、今後、安全性の確保をどのように行っていくのかが課題となります。

国内で運転中の商業用の原発としては最も古い日本原子力発電の敦賀原発1号機は、昭和45年3月14日に営業運転を開始しました。日本原電は、当初は40年で運転を停止する方針でしたが、後継となる3・4号機の建設が遅れていることなどから、平成28年までの6年間運転を続ける計画です。福井県は、国に対し、運転継続期間の中間にあたる3年後に、トラブルの発生状況とその対策を確認することや、ほかの原発よりも厳格な検査を行うこと、また、重大なトラブルが起きた場合は運転停止も含めた厳しい措置をとることなどを求め、これらが受け入れられたことから2月に運転継続を了承しました。原発が40年を超えて運転を続けるのは国内では初めてで海外でもあまり例がなく、今後は、機器や施設の劣化の兆候をどうやって見つけ出すのかや、劣化による想定外のトラブルにどう対処していくのかといった、安全性の確保が課題となります。・・・・・・・

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     日本ではじめて40年を超える老朽化原発が延長運転に入りました。
わたしたち日本共産党や住民団体のみなさんは県や日本原電に老朽化原発の酷使をしないよう強く求めてきました。
  元敦賀市会議員の上野寿雄さんから「当時の市議会での説明は原発の寿命は30年と説明されていた」と聞いたことがあります。建設当時は「30年」と説明しながら、40年たち、さらに延長するとは、いい加減な話です。

  原発内の様々な部品を交換しているから大丈夫だ、などと宣伝していますが、原子炉容器はそのままですし、部分部分を新品に交換したからといって、巨大なシステム全体の健全性が保証される根拠はどこにもありません。
  これまでも事故・故障をつづけてきた日本原電の敦賀1号機の運転延長を「ずるずる」と認めていくことは、敦賀市民はもちろん、県民にとっても大きな不安になるのではないでしょうか。