前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

「オール与党福井県議会」の姿

2010年03月21日 | Weblog
  今日は福井市に志位委員長を迎えた演説会が開かれます。本日午後1時半開場、午後2時開会。会場は、福井大仏前の福井市文化会館大ホールです。ぜひ、ご参加ください。
  

   敦賀市の原発「もんじゅ」。先日、敦賀市会議員の上原修一さん、山本貴美子さんと話したら、「河瀬市長の決断は近いのではないか。しかし、知事は新幹線と絡めるからどうなるかなあ」「保守系の議員も今度事故をおこしたら、もう再開はない、といっている」などと言っていた。
 運転再開の「Xデー」はいつ?

  しかし、何度も書いているように、関連企業に政治資金パーティ券を購入してもらっておいて、その企業の利益になるような判断をするとなると、「政治とカネ」問題では厳しい批判を免れることはできない。原発「もんじゅ」の運転再開によって、まさにその関連企業が国民の税金から相応の「見返り」をうけとることになるからだ。

 最近の新聞を見直していたら、もんじゅに関する県議会の議論でつぎのような記事が目に付いた。

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・ ・・注目された県会の原子力発電特別委員会で、もんじゅに関する質疑はわずか30分程度であっけなく終わった。西川知事は県民合意をみる判断材料の一つとして県会の議論を挙げている。現状の県会の質疑をみていると、それを通して県民の理解が図られていると解釈できるのか疑問だ。・・・・推進派の自民党県政会だけでなく、再開に慎重な立場をとる民主党・一志会の議員からも、大前提であるはずの安全論議は少なく、再開は織り込み済みかのように、地域振興を引き合いに出すやりとりばかりが目立つ。・・・安全性の確保は国に一元的責任があるとはいえ、県民に代わってチェックすることも議会の役割ではないか。・・・・・(福井新聞 3月12日 県政メモ)

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  まさに日本共産党議員がいない「オール与党県議会」の姿が如実にえがかれている。「県民に代わってチェックすることも議会の役割ではないか。」。記者の歯軋りが聞こえる。

  そういえば、今は西川知事や河瀬敦賀市長にたいするもんじゅ関連企業からのパーティ券購入が社会的問題となっているが、以前は県議会議員にたいする「接待」が問題になったことがある。
夜の宴席で飲ませ食わせで、「もんじゅ」への支援を求めたという・・・・
 直後に、ある自民党県会議員とトイレでならんだ。用をたしながら、「接待をうけたのは本当か」とたずねたら、「俺は1時間2万円の男だ」との返事が返ってきた。接待を受けたことを認めたのだ。
1時間2万円が高いのか安いのか、その世界のことは知らない。
まあ、椅子にすわって正面から聞いたらはぐらかされただろうが、トイレで気が緩んでいたので素直に認めたのだろう。
  原発「もんじゅ」のカネはほとんどが国民の税金によって賄われている。税金が接待に使われ、パーティ券購入に使われているということであり、許されない。知事、市長、県議会議員・・・・「政治とカネ」は国政の問題だけではない。