前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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「福井県議会を傍聴するたびに疑念が強まっている」

2010年03月25日 | Weblog
昨日の中日新聞(福井版)より・・・・・・・

≪記者のフォルダー 「ポイント」≫

★ 県議会の2月定例会が閉会した。
県政担当になって1年半ほどたつが、議会を傍聴するたびに疑念が強まっている。
力を入れるポイントがおかしいのではないかという点である。

 集中審議する委員会でも、一部の県議は県側から示された資料にひとしきり感想のような意見を言って、結論は「異議な~し」。
自分で下調べをした様子がどうにもない。

 以前、ベテラン県議から
「(審議に力を入れても)一票にもならん」とあけすけに本音を聞いたことがある。
選挙区内の地元課題を要求するときだけ舌鋒が鋭くなるケースは多い。

 力の入らない県議の“感想”であっても、
県側は
「貴重なご意見をいただきました」と丁重にやり過ごす。
答弁に込められた意味合いを考えるべきではないか。・・・・・・・・・・・


             ★

「議会を傍聴するたびに疑念が強まっている」。新しく福井県議会の現場を取材している記者の感覚はまっとうなものではないか。

「(審議に力を入れても)一票にもならん」とは本音だろう。しかし、議会人としては失格だ。

まさに、住民主権、民主主義の力が試されていると思う。

昨年の総選挙で、戦後の政治史上はじめて国民の一票一票で政権交代を実現した。
しかし、その民主党政権も、政治とカネ、基地問題、後期高齢者医療延長、自民党以上の原発推進などなど国民の期待をおおきく裏切っている。

自民党・公明党に審判をくだしたが、民主党には裏切られた・・・というのが今の国民の大方の気持ちではないか。

パフォーマンスを見破り、議会での仕事ぶりを住民ひとりひとりがよく見抜くことが大切だと思う。そういう意味では、県議会にたいしても、県庁にたいしても今回のような報道が「理解」の助けになることは間違いない。