前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

政権は「飲み屋」から?国民の苦悩を聞け

2010年09月14日 | Weblog
    昨日は昼も夜も地域訪問活動と会議でした。地域訪問のなかでは、高齢者のお宅をおたずねすると、「妻が胃がんで入院中です」「脳出血で入院していました。一人では買い物にも行けません」「癌だけど3ヶ月で病院をだされた」などの体の話があいついで聞かれる。家計も大変、との悲鳴が聞こえてくる。
  猛烈な高齢化の進展のなかでますます悲鳴は大きくなるだろう。国民がさまざまに苦しんでいるときに、政争はいい加減にして、はやく国民本位の政策を出動すべきだ。
しかし、民主党の「後期高齢者医療制度の実質延命」「国保の県単位の広域化」などでは、ますます医療はひどくなる。諸外国並に、「医療費は無料」の実現がつよく求められていますね。

   さて、その政争も今日が「決着」。



佐々木衆議院議員・・・もうひとつ大きな出来事は、あっせん収賄罪など四つの罪に問われていた鈴木宗男議員の有罪が確定したことです。最高裁が鈴木議員の上告を棄却する決定をおこない、懲役2年、追徴金1100万円の実刑に処されます。
これにより、鈴木被告は確定後、公選法などの規定により失職し収監されることとなります。

私が、国会で「ムネオハウス」を取り上げ、鈴木議員の疑惑を追及したのは2002年の2月から3月にかけてでした。当時は、政局の大焦点となり、私もマスコミに引っ張りだこになったことを、昨日のように覚えています。あれから8年半たちました。国務大臣の権限と地位を利用してワイロをもらうのは、国会議員として恥ずべき犯罪行為であり、最高裁の判断は当然です。ただ、被告の家族のことを思うと少々複雑な感情がわいてくることも事実です。
当時の国会では、全会派一致で辞職勧告決議、逮捕許諾請求受諾決議を可決し、偽証罪で告発しました。それが院としての意思だったのです。ところが与党民主党は、この国会の意思にさからって、鈴木議員を外務委員長という要職につけ、永年議員として表彰することを推進してきました。
いま、あらためてその責任が問われます。二度とこのような事件が発生しないよう、企業・団体献金の禁止を急ぐべきです。

激しく展開されてきた民主党の代表選挙は、どうなるのでしょう。いよいよ14日に結論が出ます。先日の財務金融委員会に出席したさい、私は、近くに座っている民主党の1年生議員に話かけてみました。ズバリ「党首は誰になるの?」と。その議員は「菅さんでしょう。1年生議員は小沢さん支持が多いと一般に言われているが、菅さん支持にまわる人が増えているんです」と言ってました。

さらに別の小沢さんの選挙運動の中心を担っている中堅幹部に聞きました。その人は、こう言ってました。「私は小沢で運動しているが、流れは菅さんだ。このような流れができると、抗しきれない」と。また、菅さんを支持している大幹部数人にエレベータのなかで一緒になったとき、私が「どちらが勝つか微妙ですね」と言いましたら、にやっと笑って、エレベータを降りたとき「おい、微妙とかいわれちゃったぞ」とお互いに顔を見合わせていました。……

他党の党首選挙ですから、あれこれ探り出すのもどうかとは思いますが、民主党の議員の側は気にしていないようです。私たちがそばにいても、平気で議員同士で自分たちの支持にまわるよう話しかけているのです。「私は決めてません」「それなら今晩飲みに行こう」なんて。オープンと言えばそうなのでしょうが、どうも違和感を覚えますね。こんなことで、一国の総理大臣が決まるのですから。・・・・・・・・



     民主党も「ムネオ」を委員長にしたり、無茶苦茶です。
民主党政権でも総理が「飲み屋」から生まれるようです。二日酔いの政治で事故をおこしてもらっては国民が迷惑です。