前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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民主党代表選挙。鯖江市の田村県議が使用済み核燃料貯蔵施設を要求

2010年09月15日 | Weblog
民主党代表選挙で、菅総理大臣が小沢氏を破って再選された。既定方針だろうが、小沢サイドに配慮して枝野幹事長を交代させると報道されている。

しかし、問題は参議院選挙で批判をうけた民主党政権の政策だ。円高にたいしてまともな手をうたない、国保の広域化など医療改悪方針、米価暴落にも手をうたない、財政では消費税増税狙い、沖縄の米軍基地はたらい回し方針・・・・・どの分野でもまともな対応ができていない。ゆきづまりは必至。日本共産党が展望示してがんばる時だと痛感する。

ところで、県内の選挙結果についての報道。


NHK・・・・・・民主党代表選挙 県内の結果は

民主党の代表選挙は14日投票が行われ、開票の結果、菅総理大臣が小沢前幹事長を大差で破って再選を果たしました。県内では、党員・サポーター票による3ポイントのうち、2ポイントを小沢氏が、1ポイントを菅氏が獲得しました。

民主党の代表選挙は、小沢前幹事長と菅総理大臣の2人で争われ、地方議員と党員・サポーターの郵便投票とあわせ、開票の結果が発表され、菅氏が721ポイント、小沢氏が491ポイントで、菅氏が小沢氏を230ポイントの大差で破って再選を果たしました。

これらのポイントは、国会議員票と地方議員票、党員・サポーター票からなり、県内のポイントを小選挙区ごとに見てみますと、
福井1区では、菅氏が498票、小沢氏が286票で、菅氏が1ポイントを獲得しました。
福井2区では、小沢氏が371票、菅氏が311票で、小沢氏が1ポイントを獲得しました。
福井3区では、小沢氏が340票、菅氏が276票で、小沢氏が1ポイントを獲得しました。

09月14日 ・・・・・・・・・


     福井県では「小沢勝利」だった。「小沢氏は新幹線を約束した」などとしきりに報道もされていた。しかし、新幹線駅部ができている福井1区では小沢氏が大差で負けている。福井市民は、あまり新幹線などのぞんでいないという結果かな・・・・・民主党のみなさんはどう分析されているのでしょうかね。


             ★


    昨日の福井県議会の一般質問。自民党の田村議員が原発の使用済み核燃料貯蔵施設の誘致を提案した。

 「使用ずみ燃料保管・・・・なぜ県外がのぞましいのか。異議をとなえる考え方が理解できない。リラッキングでしのぐのもその場しのぎ。みずからだした使用ずみ燃料、中間貯蔵には最適。雇用もうまれる。もし、原発とめなければならない事態になったら知事はどう責任とるのか」とせまった。


     西川知事は「中間貯蔵は関西電力が県外で計画している。その方向ですすめるべき。もんじゅ問題もあり、あれもこれもというわけにはいかない」と明確に否定した。

     この施設をめぐっては小浜市長選挙の争点にもなり、小浜市民は「ノー」の審判をくだしている。それはカネの問題ではなく、小浜のまちづくりの方向にも反するからだろう。

田村議員の選挙区は鯖江市である。鯖江市もメガネなどの地場産業はきびしいだろう。
だからといって鯖江市に原発の使用済み核燃料の貯蔵庫をつくり、「雇用を増やす」と言って、どれだけの鯖江市民の理解をえられるだろうか。隣の福井市民としてはお断りだ。

  質問で田村氏は「鯖江に」と述べたわけではない。しかし、「県内に」と主張しているのであり、原発立地自治体に、限定して述べてはいない。また、「地元の鯖江は困る」とは逃げられないだろう。

   「毒を食らわば・・・」と毒まんじゅうを求めつづける自民党の姿に、将来の希望はない。