前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

相次ぐ原発視察要請。「原発ゼロ」めざす契機としたいですね。

2011年05月09日 | Weblog
井上参議院議員・・・・2日の夜に大門議員とともに福島県のいわき市に入り、翌3日、地震・津波、原発被害の調査をしました。地方選や国会対応で、なかなか現地に入れなかったのが、やっと現地入りできました。詳しい内容はHPの活動日誌をご覧ください。

 感想を二つ。一つは、津波被害で壊滅的被害を受けた場所に立った時の思いです。がれきの山になった映像は、テレビで何回も見てきましたが、360度見渡す限りがれきの山という光景を直に見るとその衝撃は違います。
 被災者の方々に軽い気持ちで「頑張ってください」とは言えない、と思いました。
我々に、救援・復興に取り組む覚悟が厳しく問われています。「全力で取り組みます。一緒にがんばりましょう」と声をかけました。

もう一つの感想。2日の夜にいわき駅に到着したときの印象は、「あれ、明るいな」ということでした。津波被害をうけた地域は電柱もことごとく倒れて流されており、いまだに停電中で、道路の信号も消えたままのところもありました。
しかし、大半の地域で電気は復旧しています。コンビニをはじめお店の看板もふつうに点灯しています。
一方、震災後の計画停電以来、東京都内はコンビニなどお店の看板の照明の多くは消されています。最初は、まちが薄暗いと思いましたが、今はこれが当たり前と思います。

 いわき市の一部は、福島原発の30㎞圏内に入っているのに、なぜ節電しなくていいのかと一瞬思いましたが、福島原発は東京電力の発電所。発電が止まっても東北のみなさんに影響はありません。

 もちろん、いわき市が明るいといっても、これまでの都心が深夜まで真昼のように煌々と灯りがついていたのとは比べようもありません。都会の大量消費社会が、福島や福井をはじめとした各地に原発を押し付けてきたのです。

 社会の在り方や生活スタイルも見つめなおす必要がある。改めて痛感しました。・・・・・・・・・



   
いま、福井の共産党には滋賀県、京都、大阪などのみなさんから「福井の原発を視察したい」「原発と行政の状況を知りたい」と問い合わせや視察の申し込みが相次いでいます。

昨日も、嶺南地区委員会で敦賀市の上原、山本両市会議員と視察団の受け入れについての相談会をもちました。
山本地区委員長には原発住民運動センターの代表委員ということで、インタビューや講演の依頼が殺到している、とのことでした。

福井県の現地では強烈な原発推進勢力に抗して、県民のみなさんとともにこれ以上の危険な原発推進政策の中止と転換をもとめる取り組み運動をすすめなくてはなりません。

福井の原発の電気をつかっている関西地域のみなさんが原発問題に関心をもっていただき、危険な原発の電気ではなく、再生可能エネルギーなどで電気もそれぞれの地域で自給していこう、など大きな運動と政策転換ができれば、結果として原発ゼロを実現する第一歩となります。

こういう面でもおおいに「共同」をつよめていきたいと思います。



昨日は、久々においしいお魚を食べさせていただけるお店で食事。以前は、美浜町にあったのですが、敦賀市に移転していました。
原発が事故をおこせば、こういうお店も地元のお魚をつかえません。

あらためておいしいお魚、お米、野菜を食べられる幸せを味わったことでした。