前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

民医連総会でごあいさつ。小田和正コンサート、63歳とは思えない。福島原発事故の原因は?

2011年05月15日 | Weblog
昨日は、月曜日の要請行動の段取り、福井県民主医療機関連合会の定期総会、夜は連れ合いと小田和正コンサートなどでした。
民主医療機関連合会総会では、ご挨拶した後、報告や討論を途中まで聞かせていただきました。発言では、「職員の出前学習などを通じて、後期高齢者医療廃止もとめる署名がたくさん集まった」「ケアマネの活動」「高校生や看学生の体験受け入れ」「後発医薬品の活用」など様々な分野の活動が報告されていました。わたしの「現場に学ぶ」議員活動におおいに参考にしていきたいと痛感しました。

夜は、サンドーム福井での小田和正コンサート。会場に着くまで大渋滞で大変でした。参加者は7000名、だそうです。63歳とは思えない、声、動き。盛り上がり。素晴らしい。最初、調子が悪そうでちょっと心配しましたが・・・・杞憂!大震災被災でも「自粛」しないで、心を寄せて、「明るく、元気に」。
いいですね。観客も応えました! アンコールにもこたえていただき、最後はアカペラ。名物のご当地紀行は、鯖江市の商店街やメガネ会館、永平寺、東尋坊などでしたが、みなさん笑いや歓声でした。
私がはじめて小田さんのコンサートに行ったのは20年ぐらい前のフェニックスプラザでした。

 
          ★


福井新聞・・・・・1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気(2011年5月15日)

   東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。

 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。

 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。

 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。

 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満していたとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度だったと推定される。

 この時点ではまだ、格納容器の弁を開けて内部圧力を下げる「ベント」措置は取られていなかった。1号機の炉内では11日夜から水位が低下、東電は大量注水を続けたが水位は回復せず、燃料が露出してメルトダウン(全炉心溶融)につながったとみられる。

 さらに炉心溶融により、燃料を覆う被覆管のジルコニウムという金属が水蒸気と化学反応して水素が発生、3月12日午後3時36分の原子炉建屋爆発の原因となった。・・・・・・・・


    やはり、というか。「津波」対策だけではすまないことが明らかとなった。
もし、直下型の大震災ならもっと甚大な被害になっていたかも・・・・、とこのブログでも指摘していましたが。
福井県内の電力事業者の対策も津波への対応を考えるのが中心ですが、抜本的な再検討が必要です。

こういう点でも、先の県議会全員協議会でわたしが指摘したように、「福島事故の全容解明がされていない」のに、浜岡以外の原発は大丈夫、などという国の安全宣言のデタラメさがいっそう浮き彫りとなりました。