前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

津波被害の視察、新地町では津波被害をうけたお宅でボランティアに取り組みました

2011年05月20日 | Weblog
昨日は、ひきつづき福島県での調査とボランティア活動をおこないました。南相馬市の津波被害では、見渡す限り家屋などすべてが失われた光景に絶句。防潮堤も無残に壊れています。集められたがれきや、破壊された車には、白い旗があげられていたり、○印がつけられています。

新地町でのボランティア活動では、地元の井上町会議員の案内で集まってきた福島県や鹿児島県、香川県などのみなさんとともに、津波被害をうけたお宅での清掃活動にとりくみました。

3月11日当日、地震でみなが家をとびだし、しばらくしたら津波がはいってきたといいます。奥さんはあわてて、家の二階に避難して無事、身体の不自由なご主人は当日はデイサービスの施設利用に出かけていて無事、だったそうです。飼い猫は庭の木の上の逃げて無事だったとか。
津波で流された人に、奥さんが「そこの木蓮の木につかまれ!」と叫んで、その方が助かった、という生々しいお話もお聞きしました。

その地区では8集落あるそうですが、4集落が壊滅。1階が津波につかったものの、亡くなられた方もなく、工務店が復旧作業をはじめているこのお宅は、まだ「幸せな」方なのかもしれません。

作業のなかでは流されてきた建物破片や、CDや写真、魚屋さんや工務店のものとみられる注文台帳など津波でぼろぼろになった仕事の生々しい資料なども散乱しています。
わたしは、運搬機械を運転して集積場にはこぶ作業などをおこないました。

みなさん、お疲れ様でした。



広大な地域での、巨大な被害。さらなる大きな全国的な支援が求められていることを痛感した、また危険な原発政策の転換を実現しなくてはならないことを痛感した活動でした。