前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

メーデー参加。原発再稼働、小浜市民の怒り炸裂!県庁はなぜ県民の前で説明しないのか。

2012年05月02日 | Weblog
    いよいよ明日です。福島の現地からの報告をお聞きします。
福井の原発問題を考えておられるみなさん、ぜひ、ご参加ください。

福島大学名誉教授の真木實彦氏。「福島は訴える -憲法から見た原発災害―」。

5月3日 午後2時~4時  福井駅東口アオッサ8階ホール 参加費500円、高校生以下無料。

主催:9条の会


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■NHK・・・全労連系が集会で宣言採択

5月1日はメーデーです。

全労連系の福井県労働組合総連合は、福井市と敦賀市で集会を開き、安全基準が確立されるまで関西電力・大飯原子力発電所の運転再開を認めないことや、社会保障の充実などを訴えました。

福井市の中央公園での集会には、県労連に加盟する50の労働組合から約500人が参加しました。県労連の平澤孝議長が「東日本大震災から1年余りがたち、復興再建に向けた正念場を迎えている。今年のメーデーは、労働者のくらしと雇用を守り、安心な社会を目指すメーデーだ」と訴えました。そして、運転再開に向けた手続きが進む関西電力・大飯原発の3号機と4号機について、福島の事故を踏まえた安全基準が確立されるまで運転再開を認めないことを求める特別決議を採択したほか、雇用の確保と社会保障の充実などを盛り込んだメーデー宣言を採択しました。

このあと参加者は、プラカードを持って福井市内をデモ行進し、職場環境の改善や消費税率の引き上げ反対を訴えていました。・・・・・



    昨日は私もメーデーに参加しました。堂々と原発再稼働反対、消費税増税反対を訴えるすがすがしい集会でした。

かねもと幸枝衆院1区予定候補、鈴木市議、坂井市の松本、畑野両市議らも参加。参加者には、日本共産党の原発政策のチラシも配布し、5月13日の志位委員長演説会参加をよびかけました。

    デモ行進の前には、フェニックス通りでかねもとさんとともに宣伝カーから行進参加者にご挨拶。その後、あわただしくデモ行進に参加しました。

    その後議会に行くと、議会事務局の方からは「顔が真っ赤ですね」と云われました。


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    夕方、小浜市の宮崎市議から電話。「今日の説明会はすごかった。大飯原発の再稼働をめぐり、国の保安院などが説明して小浜市で説明会が開催されたが、発言した市民はみな反対だ。市議会議長も発言した。今日の説明会をうけて、まだ国や県が再稼働にすすむことは許されない」と興奮した口調でした。

   勝手な再稼働判断に怒り炸裂!県民の声を聞け!この声を国と福井県庁、県議会に届けましょう!


以下、報道。


■時事・・・・再稼働に批判続出=大飯原発、小浜市で説明会

 福井県小浜市は1日、隣接する同県おおい町にある関西電力大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、市議会や住民に向けた説明会を開いた。再稼働の必要性などを説明した経済産業省資源エネルギー庁と原子力安全・保安院の幹部に対し、参加者から再稼働を急ぐ政府の姿勢を批判する声が続出した。

 説明会には市議のほか、区長会や婦人会などの住民団体で構成する「原子力発電小浜市環境安全対策協議会」のメンバーら約120人が参加。「住民の安全と経済活動はてんびんにかけられない」「なぜ原子力規制庁の発足前に再稼働を急ぐのか」「使用済み核燃料の処分方法は何も決まっていない」など、発言した10人から厳しい意見が相次いだ。

 説明会終了後、松崎晃治市長は記者団に対し、再稼働の是非について「きょうの意見も踏まえて理解を深めていきたい」と述べた。


■NHK・・・小浜市で住民説明会

おおい町の関西電力・大飯原発の再稼働をめぐって、小浜市でも市民の代表らを集めた説明会が開かれ、国の対応に対する疑問の声が相次ぎました。今回の説明会は大飯原発3・4号機の再稼働をめぐり小浜市が国に対して、安全対策や再稼働が必要と判断した理由を説明するよう求めたことから開かれたものです。

1日は、市議会議員や町内会の役員など市民の代表約120人が参加し、まず国の原子力安全・保安院の担当者が政府が定めた再稼働のための新たな安全基準について説明しました。続いて、資源エネルギー庁の担当者が「今年の夏が、おととし同様猛暑になると節電したとしても電力が15%以上足りなくなる可能性があり、再稼働しなければ、国民生活や経済に影響が出かねない」と再稼働の必要性を説明しました。

参加者からは「再稼働ありきで議論が進んでおり、国民の安全の確保と経済性が天秤にかけられている」「関西電力の需給予測は正しいのか」といった厳しい意見や疑問の声が相次ぎました。

対して国側は「国として安全性を確認したうえで、政府として再稼働の必要性を判断している」と繰り返し述べ、再稼働への理解を求めていました。

参加した市民の1人は「ほとんどの参加者が拙速な再稼働に反対していた。福島の事故の検証が済んでいない段階で再稼働するのは根拠がなく論外だ」と話していました。・・・


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    新幹線と在来線問題で住民団体が5月26日にシンポジウムを計画しています。

県民の将来にかかわる大問題。大変な財政負担なども伴います。

住民団体が正式に、福井県の新幹線建設促進課にパネリストとして参加し、県民への説明責任を果たすよう要請しましたが、昨日、「出席できない」との断りがありました。


    数千億円もの税金投入と、在来線切り捨てを計画している大問題で、わざわざ県民が県の説明の機会をつくったにもかかわらずそれを断るとはひどい話です。

とても説明責任を果たそうとする姿勢は感じられません。部長が都合悪いなら課長、課長がだめなら参事とか、人員はいるはずです。


    以前は、たとえば共産党が主催するものだけでも電車存続問題のシンポや、市町村合併問題のシンポ、後期高齢者医療問題のシンポなど、その時々の重要課題で、県庁幹部が県民の前で説明責任を果たしてきました。厳しい意見にも耳を傾ける姿勢がありました。


      最近の県庁は、原発再稼働問題でも県民説明会を開催しない態度です。

いったい福井県庁は原発や新幹線という最重要問題で、なぜ県民の前で堂々と話ができないのでしょうか。

なぜ県民から「逃げる」のでしょうか。「県議会の了解だけでOKさ」と考えているなら大きな勘違いです。
ひとつひとつの手続きには間違いがなくとも、大きな間違いを犯すこともあります。

県庁職員の仕事のあり方が問われています。