前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

九頭竜森林組合、JAテラル越前と懇談しました。福井県議会、7日に代表者会議、9日に全員協議会か

2012年05月03日 | Weblog
     今日は憲法記念日。午後2時~福井駅東口のアオッサ8階ホールで「講演 福島は訴える -憲法からみた原発災害ー」が開催されます。ぜひご参加ください。

講師は、福島大学名誉教授の真木實彦氏。参加費 500円。高校生以下無料。主催 9条の会。
お問い合わせは、090-3888-9291 九条の会・ふくい まで。

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    昨日は、奥越での調査・懇談活動で九頭竜森林組合とJAテラル越前をたずねました。

地元の栄、浦井両市議、新谷前市議、勝山市の山田、加藤両市議、それに私です。
私からはTPP反対、消費税増税など日本共産党の態度や県議会の模様もお話ししました。

    九頭竜森林組合では、馬場功組合長、長谷川勝美参事に応対していただきました。
「外材がものすごく安く入ってくる。国産の中小製材は厳しい」「公共建築では乾燥がネック。17パーセントぐらいの乾燥を求められるが厳しい」「行政として除伐間伐などについての支援を強めてほしい」など実情と要望が語られました。
森林林業の取り組みを強め、国土県土を守らなくてはなりません。それは福井豪雨の教訓のひとつでもあります。山仕事や大工さんの技術継承を考えてもこの10年~20年ぐらいがヤマ場でしょう。

     なんと驚いたことに組合長さんは私と同じ集落の出身。「佐藤さんが1年生の時に、私が6年で集団登校で連れていってあげた。覚えているか」と聞かれました。


      JAテラル越前では、松田義一組合長、池端保専務理事、平泉利栄常務理事に応対していただきました。
みなさんからは「TPPは反対。大野、勝山みた時に、大規模農家だけでいけるのか。JAが役割を果たしたい。集落でも法人ができておらず、核となる人がいない集落もある」「森林・水田は国土保全、水源涵養に不可欠」「実態として、若者に魅力が乏しい」「経営成り立つ作物を考えていく」「女性の力を引き出していく」などいろんな角度からお話をお聞きしました。
      議員団からは「農地保全への支援策を考えてほしい」「JAの有休施設の開放をすすめてほしい」などの要望もだしました。
松田さんは県の農林水産部の幹部だった方で、4月から組合長としてご活躍です。


     懇談いただいたみなさん、ありがとうございました。


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      福井新聞・・・福井県議会、再稼働へ2段階で全協 大飯原発で自民党県政会提案


      福井県議会最大会派の自民党県政会は2日、総会を開き、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり国、関電から説明を受けるため全員協議会の開催を求める方針を決め、田中敏幸議長に提案した。政府が示した新たな安全基準や夏場の電力需給計画などについて詳しく聞く考え。県会は、再稼働の是非判断に当たって西川知事から意向を聴きたいと要請があった場合、全協を招集すると既に決めており、2段階で全協を開く形となる。(伊豆倉知)

 7日に代表者会議を開き、各会派に諮る。第2会派の民主・みらいは同意する見通し。全協の開催は9日を軸に調整する。再稼働問題で県会が全協を開くのは、経済産業省原子力安全・保安院から東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた30項目の安全対策の説明を受けた3月5日以来となる。

 中川平一幹事長は総会後、記者団に「前回の全協から状況も変わっている。重大な問題であり、現在の事態を把握する必要があるとの意見が出た」と全協開催を求める理由を説明した。

 国からは保安院と経産省資源エネルギー庁の担当者を招く。安全基準を検証し、基準に基づく対策が大飯原発で取られているかをチェックするほか、電力需給がどのくらい窮迫する可能性があるかを確認する。

 関電に対しては、防波堤のかさ上げや免震事務棟の建設など中長期対策が確実に実施されるか、工程表を詳細に問いただす方針。会派としては、中長期対策がきちんと行われるかが再稼働を判断する大きな材料になるとしている。

 中川幹事長は「知事から意見を求められたとき、最終的に個々の議員が判断しないといけない。そのためには安全性を含め全ての面について議会として把握しておく必要がある」と述べた。ただ、自民党県政会として統一した見解をまとめるかどうかは未定とした。・・・・・・


     昨日の夕方、議会事務局から日程の連絡が入りました。 
おおい町の説明会でも不安の声が多く出され、小浜市の説明会では批判の声が多く出されています。
とてもスケジュールありきで福井県や福井県議会が再稼働判断をする県民の状況にないことは明らかでしょう。

    県議会としてしっかり議論することは当然です。
    そのためには、十分な時間をとり、県民への公開・県民から検証をうける、ということが大切でしょう。しかし、従来の全員協議会規則では傍聴は認められません。
    いまどき、県民注視の最重要課題を「県民の見えないところで議論」する議会でいいのでしょうか。おおい町議会は住民に公開しているのです。

    「これだけ延びてくれば、最終的には6月議会でしっかり議論を」との声もでているようですが、それもひとつの選択です。


    県民のみなさんの「思い」を県議会、県議会議員にお寄せください。
私へのお便りは  mmasao.sato@gmail.com まで。