昨日は、福井県議会各派代表者会議が開催され、田中議長から全員協議会の開催が提案されました。5月9日の午後1時半からの開催です。
自民党からは、「知事から意見求められた場合、そのためにも現状把握が必要だ。正確な判断材料える必要がある。勉強会的意味合いの全協でやりたい。保安院からは新基準の妥当性を、エネ庁からは関電の電力受給を、関電からは中期的工程どおりに工事がされるかどうか、などを確認したい」と提案がありました。
私は、「勉強会的、ということなら関電、保安院、エネ庁はみな推進派であり、批判的な専門家もよぶべき」「県の専門委員会は審査をおこなっており、その意見も聴くべき」と提案しました。
自民党からは「技術的なことは県の専門委員会をよんでもう1回やってもいい。」との回答がありました。田中議長は「専門委員会の件は、その後、検討していきたい」とまとめ、引き続き検討されることになりました。
また、私は「県民の関心は高く、県民傍聴やインターネット中継について取り組むべき」と提案。しかし、他会派からは「今回は従来どおりで。次回は検討しよう」などの意見がだされ、県民には非公開の全員協議会として開催されることとなりました。
県の原子力安全専門委員会も県民の関心の高まりに応えて、傍聴席を50席に増やして対応しています。県議会としても積極的な審議公開に取り組むことは当然でしょう。
その原子力安全専門委員会は今日午後3時から開催されます。保安院、関西電力の説明がおこなわれます。
傍聴希望の方は午後2時~県庁3階で受付・抽選です。
★
昨日は、おおい町議会も開催され、町長が結論をまとめるよう要請をおこないました。
いよいよ再稼働にむけて動きが活発になってきました。
副大臣の来福も報道されています。
また、原子力委の「新大綱策定会議」の議案の一つから「(原子力と)地域社会との共生」を外していたことも明らかになりました。これまで強調してきた地域との共生をはずさざるをえない事態に、いまの原子力の状況があらわれています。
以下、記事です。
■時事・・・経産副大臣、週内にも福井へ=議論の停滞打開へ-大飯再稼働
政府は7日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、週内にも牧野聖修経済産業副大臣を福井県に派遣する方針を固めた。副大臣は西川一誠知事らと会談する予定。知事は、枝野幸男経済産業相による先月14日の協力要請に対して回答を保留したまま。政府は今回の訪問により、再稼働に向けた議論がなかなか進展しない事態を打開したい考えだ。
福井県は、原発の安全性向上に対する同県の貢献について、電力消費地の関西地方に理解されるよう政府が努力することを求めている。今回の訪問では、再稼働問題で京都府や滋賀県にも説明してきた牧野副大臣が、その進捗(しんちょく)状況などを説明するとみられる・・・・・・・
■毎日・・・・原子力委:大飯再稼働への影響懸念、議案隠し 新大綱策定
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働の妨げになるとして、内閣府原子力委員会が4月、有識者によって長期的な原子力政策を決める原子力委の「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)の議案の一つから「(原子力と)地域社会との共生」を外していたことが、毎日新聞の入手した議案書で分かった。経済産業省・資源エネルギー庁や電気事業者側に極秘で事前に議案を示したところ「『地域とはどこか』と論争が起こるのでやめてほしい」と依頼され隠蔽(いんぺい)したという。原発推進派に有利に働くよう、議案を恣意(しい)的に調整している疑惑が浮上した。
再稼働を巡っては政府が「地元の理解が必要」とする一方、どの範囲が地元かを明確にせず批判を浴びており、問題の議案を取り上げると動きに拍車がかかる可能性がある。近藤氏の了承を受け隠蔽した疑いが強く、原発事故後「ゼロからの出発で議論する」と公平な議事運営を強調してきた近藤氏の姿勢に重大な疑問が浮かんだ。・・・・・
自民党からは、「知事から意見求められた場合、そのためにも現状把握が必要だ。正確な判断材料える必要がある。勉強会的意味合いの全協でやりたい。保安院からは新基準の妥当性を、エネ庁からは関電の電力受給を、関電からは中期的工程どおりに工事がされるかどうか、などを確認したい」と提案がありました。
私は、「勉強会的、ということなら関電、保安院、エネ庁はみな推進派であり、批判的な専門家もよぶべき」「県の専門委員会は審査をおこなっており、その意見も聴くべき」と提案しました。
自民党からは「技術的なことは県の専門委員会をよんでもう1回やってもいい。」との回答がありました。田中議長は「専門委員会の件は、その後、検討していきたい」とまとめ、引き続き検討されることになりました。
また、私は「県民の関心は高く、県民傍聴やインターネット中継について取り組むべき」と提案。しかし、他会派からは「今回は従来どおりで。次回は検討しよう」などの意見がだされ、県民には非公開の全員協議会として開催されることとなりました。
県の原子力安全専門委員会も県民の関心の高まりに応えて、傍聴席を50席に増やして対応しています。県議会としても積極的な審議公開に取り組むことは当然でしょう。
その原子力安全専門委員会は今日午後3時から開催されます。保安院、関西電力の説明がおこなわれます。
傍聴希望の方は午後2時~県庁3階で受付・抽選です。
★
昨日は、おおい町議会も開催され、町長が結論をまとめるよう要請をおこないました。
いよいよ再稼働にむけて動きが活発になってきました。
副大臣の来福も報道されています。
また、原子力委の「新大綱策定会議」の議案の一つから「(原子力と)地域社会との共生」を外していたことも明らかになりました。これまで強調してきた地域との共生をはずさざるをえない事態に、いまの原子力の状況があらわれています。
以下、記事です。
■時事・・・経産副大臣、週内にも福井へ=議論の停滞打開へ-大飯再稼働
政府は7日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、週内にも牧野聖修経済産業副大臣を福井県に派遣する方針を固めた。副大臣は西川一誠知事らと会談する予定。知事は、枝野幸男経済産業相による先月14日の協力要請に対して回答を保留したまま。政府は今回の訪問により、再稼働に向けた議論がなかなか進展しない事態を打開したい考えだ。
福井県は、原発の安全性向上に対する同県の貢献について、電力消費地の関西地方に理解されるよう政府が努力することを求めている。今回の訪問では、再稼働問題で京都府や滋賀県にも説明してきた牧野副大臣が、その進捗(しんちょく)状況などを説明するとみられる・・・・・・・
■毎日・・・・原子力委:大飯再稼働への影響懸念、議案隠し 新大綱策定
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働の妨げになるとして、内閣府原子力委員会が4月、有識者によって長期的な原子力政策を決める原子力委の「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)の議案の一つから「(原子力と)地域社会との共生」を外していたことが、毎日新聞の入手した議案書で分かった。経済産業省・資源エネルギー庁や電気事業者側に極秘で事前に議案を示したところ「『地域とはどこか』と論争が起こるのでやめてほしい」と依頼され隠蔽(いんぺい)したという。原発推進派に有利に働くよう、議案を恣意(しい)的に調整している疑惑が浮上した。
再稼働を巡っては政府が「地元の理解が必要」とする一方、どの範囲が地元かを明確にせず批判を浴びており、問題の議案を取り上げると動きに拍車がかかる可能性がある。近藤氏の了承を受け隠蔽した疑いが強く、原発事故後「ゼロからの出発で議論する」と公平な議事運営を強調してきた近藤氏の姿勢に重大な疑問が浮かんだ。・・・・・