前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井市で志位委員長を迎え演説会。原発ゼロの日本への政治決断で新しい展望を!

2012年05月14日 | Weblog
    昨日は志位和夫委員長の記者会見に同席し、その後の演説会では司会をつとめました。

    演説会では、藤野やすふみ比例候補、かねもと幸枝1区候補、山本まさひこ3区候補が志位委員長とともに訴えました。
また、若狭町の西田貴哉さんが、「市民の目線で気持ちを共有してくれたのは共産党。共産党とともに国民の声が届く社会へがんばる」と福島原発事故後の取り組みを話されました。

演説会には、福井県農業協同組合中央会の山田俊臣会長からメッセージが寄せられました。また、赤旗のインタビューにこたえていただいた池尾正彦小浜市議会議長の声を紹介させていただきました。ありがとうございました。

演説会でも原発問題を志位委員長はたっぷり訴えたわけですが、それに先立つ記者会見でくわしく述べました。


    無謀な再稼働押し付けは道理がない。として、・福島事故の解明はこれから、・30項目の対策も完了していない、・地震津波の学問的知見見直しははじまったばかりと主張しました。そして、直下の活断層があきらかになった敦賀原発は廃炉に、と述べました。

さらに、事故がおこった場合の住民の避難計画もないことや、規制機関もつくられてないことを指摘しました。


     志位委員長は、「何をすべきか」について、「原発ゼロの政治決断をすること。これで展望が拓ける」「LNGなどを確保した発電、省エネに本腰を入れる」と述べました。原発関連の交付金については、「自然エネルギー開発へ改革する」「自治体の雇用や営業を守る。国策としてやってきたのだから国が責任をもつ」と主張し、逆に再稼働に固執すれば、電力供給や雇用に責任をもった対応ができない、と批判しました。

     マスコミ各社からは、「福井県知事のスタンスについての見解は」「規制庁はどういう形をめざすのか」「代替エネルギーができるまで原発は必要か」「免震事務棟など完成すれば再稼働は認めるのか」「電力不足がおこった場合、責任はどこにあるのか」「地元では原発に愛着あるが、どう説得するのか」などなど質問がぎりぎりの時間までつづきました。
志位委員長はひとつひとつ丁寧に答えました。

   
    大飯原発再稼働をめぐり、おおい町議会は今日にも結論をだそうとしています。今朝の朝日は1面で、おおい町長が今週にも同意を知事に伝える、と報道しています。

志位委員長が指摘したように、「無謀な再稼働」をすすめることは、住民の安全をまもることが第一義である自治体のあり方が問われることになります。

福島事故では、原発を推進してきた福島県や自治体、議会は大きな反省の渦中にあります。
その教訓をこそくみつくすべきです。
以下、報道です。

■NHK・・・・福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開の是非を巡り、地元おおい町の議会は、14日に開かれる全員協議会で「町の財政や雇用を守るためやむをえない」として、運転再開に同意する方向で意見をまとめ、時岡忍町長に伝えることになりました。

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関西電力大飯原発の運転再開の是非を巡り、おおい町議会は、先月下旬、地元で開かれた住民説明会などで出された意見や国や関西電力の対応などについて、どう判断するか検討を続けてきました。

その結果、町議会は「運転再開は町の財政や雇用を守るためやむをえない」という声が多数を占めていることから、14日に開かれる全員協議会で、再開に同意する方向で意見をまとめることが分かりました。

住民説明会で出た運転再開に慎重な声や、関西地方などおおい町以外の住民の意向については、それぞれの議員の意見に反映させることになりました。・・・・・