前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会土木警察常任委員会。県警不祥事問題、建設業者の社会保険加入問題、じん肺対策など質問

2013年12月11日 | Weblog
昨日は福井県議会土木警察常任委員会でした。
私は、高齢者交通事故対応での免許返納の状況と支援策、警察不祥事の対応、交番移転について、秘密保護法と県警の対応、福井駅前地下駐車場の料金変更・モニュメント問題、建設土木業者の健康保険加入問題、トンネル工事とじん肺対策などを取り上げました。

 県警不祥事関係では、情報漏えい事件については、「上司のパソコンに、部下が照会した内容がでる。聞き取りをつよめ、以前は3パーセント程度を12パーセントぐらいにあげた。抑止力をつよめる。また、協力者については個人運営ではなく、組織管理にしている」と答弁しました。
また、警部による100万円恐喝事件については、「警察官が警察官であることを名乗りおこなっている。今後、調査をして対策をとる。警察官、幹部としての自覚をたかめていく。手探りの面がる」と答弁しました。
 マスコミなどに情報が寄せられていた警察学校内での金銭盗難、他人のパソコンに共有ソフトをインストールし動画をみたりした事件については、「訓戒処分にした」と答弁し、「共有ソフトについては、一斉点検で、警察官の私物パソコンからは検出されず、家族のパソコンから昨年1件、今年2件、検出された」との報告がありました。

 文京交番を現在地から、湊公民館の駐車場に移転する計画については、「犯罪件数が多いところに移転する。駐車場660㎡のうち、330㎡を借地する」と答えました。
公民館利用者の駐車場利便性の問題を質問しましたが、「福井市からの要望だ」と答えました。

 また、秘密保護法について、「今朝の福井新聞1面にあるように国民の8割以上がおかしい、と思っている法律だ。しかし、知事・県庁は特定秘密を扱わないが、県警本部長・県警は扱うことになる。対応はどうか。人員体制は」などを質問。野村県警本部長は「まだ詳細はわからない。施行までに期間もある。人員にはそんなに影響はないと思う」などと答弁しました。
 


 土木関係では、福井駅前地下駐車場の30分無料を、長時間営業の電気代などにあてるために有料化する提案に反対しました。自民党系、民主党系会派は賛成しました。

 また、数人の小規模事業者の社会保険料負担が重く、一律に社会保険加入を入札要件にしてしまうと困る業者もでてくる問題を質問。理事者は「社会保険未加入で入札に参加できなかった業者は62社ある」と答弁しました。私は、一律にはねるのではなく経過措置を講じること、また、社会保険料を払えるように元請から支払われているかどうか、も確認が必要、と求めました。

 福井港丸岡インター連絡道路についての事業費や現行の道路の扱いを質問。「事業費は280億円。かぶる道路は坂井市への移管を相談する」との答弁でした。本当に必要な道路なのでしょうか?

 じん肺患者のみなさんからも県にだされている要望に関し、労働時間の問題と粉塵測定の問題を質問。「8時間労働ではなく、実質10時間を超える労働となっているのではないか」との質問に、「積算で長い労働時間は想定していない。工事の中の問題だが、目を光らせていきたい」と答えました。「粉塵測定は実際粉塵を吸い込みながら作業をしている切羽のところで測定すべきではないか」との問いには、「工事のなかで工夫が必要。積算では場所を決めていない。管理費のなかでやっている」と答弁。
 現在3本のトンネル工事がおこなわれ、今後7本のトンネル工事が予定されています。
治療法がなく、苦しい闘病を余儀なくされるじん肺患者をうみださないために、発注者責任を果たすことが求められています。